◆作品解説:「2次元×リアル恋愛のはじまり」の真実② 〜真実の愛の見つけ方〜
汗ばむ陽気になると
持ち歩くようになるのが
日焼け止めと汗拭きシート
相変わらず汗はあまりかかない
汗染みよりも気になるのが香り
先日もお気に入りのジルスチュアートのオーデコロンを
なくしてしまった
「もっと大人っぽい香りつけた方がいいよ」
そう言われたけれど
初めて自分で選んだ香りで
好きになった人を意識した香りで
香水なんて臭いだけだと思っていた
わたし丸ごと変化させた香りで
音楽とともに
恋心をふわりと甦らせるツールとなった
「香りに嫉妬してるの? 」
頭上狙って霧状に吹き出したデコルテのオードトワレ
フローラルムスクの花輪を
そっと被らせてもらうように目を閉じる
ぐっと濃縮された大人の香りは
相変わらず鼻の奥がむずがゆい
今でも電車でムスクの香りとすれ違うたび
あなたの顔を思い出してしまうかのように
胸の奥が炙られて
クシャッと丸くなる
音楽と香りをトリガーにして
記憶に支配される心なんて
間抜けすぎるわ
わかっていながら
心地よい香りの中で踊らされているのが好き
「これ、買います」
SHIROのホワイトティーは初めて
今度はこの香りに
支配されてみるの
***
「音楽の持つ記憶」(現在非公開)という記事をアップしたときに、共感してくださるコメントより音楽が記憶と結びつくことに驚いたというコメントの方がより印象深かったことを思い出しました。
光&色、音、香、触、味、五感と感情を結びつけてしまうようになってから、日常の中で五感トリガーの発動が起きると、次第に思い出が映像として鮮明に甦るようになってきました。
いろんな方との出会いと別れを伴うエピソード記憶が折り重なっては、熟して剥がれ落ちていくものでしょう。年月に渡る想いの蓄積が織り成す技で、あぁ、趣深いだなんて。お酒も飲めない日の自分に語ってみるのも、一興です。
さて、前回熱くゲーム恋愛観における進化を綴っていたら、軽く3000字を超えてしまいました。そのため②部に分けて公開いたします。▼前回の続きより、
▶︎容姿の美しさは内面を表すは幻想
前回、リアルアバター時代の到来だと、禍々しくもゲーム恋愛界からの啓示をお伝えしました。外見的恋愛要素を全くフラットにした恋愛世界で、真実の愛を見つけることはできるのでしょうか。
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*クロユリ*の花言葉【リアル恋愛&女生エッセイ】9月終了
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恋し続けるために顔晴ることの一つがnote。誰しも恋が出来なくなることなんてないのだから。恋しようとしなくなることがわたしにとっての最大の恐怖。いつも 支えていただき、ありがとうございます♪