ぼくとカモメと、ちょっとチョウチンアンコウ 〜長編〜
24歳の頃に、未知を求めて旅に出た。その頃は夢や希望、不安や恐怖に揺られながら、それでも前に進んでいこうと決意していた。
バックパッカーとか旅人が多い理由って、人の本心とも言える”未知への欲求”なんじゃないかと思う。
でも、ぼくも含めそういう人たちは、未知を外側へ求めていた。
旅を続けていると、途中で自分が求めているものは外側にはないと気付く。
そうすると内側の探究が始まる。
内側の探究は何か中核みたいなものを深い深い海の中に潜って探しているよう。
その為にはたく