ロシア極北にホッキョクグマ56頭出没 気候変動が原因との指摘
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ロシア極北にホッキョクグマ56頭出没 気候変動が原因との指摘
2019年12月7日 00:14AFPBB News
【AFP】ロシア極北の村の外れに、ホッキョクグマ56頭が集まっていると、環境保護団体や地元住民が報告している。北極の氷の減少に伴い、ホッキョクグマの自由な移動もままならなくなっている。
世界自然保護基金(WWF)のロシア支部は、気候変動が原因だと指摘。異常な気温上昇で、沿岸の氷の形成が妨げられているという。
WWFによると、ホッキョクグマ56頭がロシア北東端チュコト(Chukotka)自治管区にあるリルカイピ(Ryrkaipy)村近くの1平方キロの区域に集まっているという。
人口1000人足らずのこの村の中にホッキョクグマが入り込む懸念から、その動きを監視するためパトロール隊が結成された。
住民はホッキョクグマが村内をうろつかないよう、クマが集まっている区域にセイウチの死骸を集めて置いている。
WWFは「北極圏で人と捕食動物とが遭遇する件数が増加している」と発表。その主因は気候変動による海氷面積の減少であり、動物たちは餌を求めて陸へ出ることを余儀なくされていると指摘している。【翻訳編集】AFPBB News
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