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家族農業と地産地消

北陸中日新聞を読んでいた夫がある記事を見つけました。

「国連が家族農業を推進してるんだね」

夫は農業従事者。小さな農業法人で働いています。

記事(正確には12月25日の社説)によると、

(前略)自然と調和した農法をアグロエコロジーと呼びます。アグリカルチャー(農業)とエコロジー(生態学)を組み合わせた造語で、有機農業や、家族で営むような小規模農業に加え、地産地消での暮らし、循環型の経済システムなども指します。
北陸中日新聞

国連はSDGsの達成のために、2019〜2028年を「家族農業の10年」と定めているそうです。
(日本ではあまり知られていませんが、と書かれていましたが、確かに知らない…)

家族農業。大規模に単一作物を大量に作る工業的な農業とは違って、小規模で多品種を作って、身近なエリアで販売して消費する、「家族単位でやるような」農業ってこと。
手間暇はかかるけど、無駄な農薬や運搬のエネルギーは使わないし、土地もやせ細らない。

なんかね、地産地消って、「地元の農家さんを応援しよう!」って文脈で語られることが多いと思うんですよ。顔が見えるから安心安全、とかね。

でも、そういう「同情票」のような消費って、続かないんじゃないかなって思っていました。
「なるほど、地元で採れたものを食べると環境にもいいってことか」
と腑に落ちれば、なるべく近場でできたものを買おうと思うはず。

私は輸入食材もコストコも大好きですが、普段食べる野菜やお米など、なるべく近場で生産されたものを選ぶようになりました。

非効率なようで、実は長期的にみると持続可能で無理のない家庭農業や地産地消。
どの地方に行っても食卓に同じメーカーの食品や同じ野菜が出てくる風景ではなく、
各地域ごとにその土地土地の魅力や個性が浮かび上がってくるような食卓になりそう。
そんな未来になるのも面白いんじゃないかな、と思いました。

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miku | SDGsであなたの未来を考えるキャリコン
コメントやスキをいただけるとうれしいです! いつか、金沢市を拠点に、SDGsの観点からキャリア支援できるような活動をしていきたいと思っています。