ビル・ゲイツとキャリア・アンカー
今読んでいる本は、ビル・ゲイツさんの『地球の未来のため僕が決断したこと』です。2021年発行。
サブタイトル「気候大災害は防げる」とあるように、SDGsでいえば「目標13 気候変動に具体的な対策を」に関する内容の書籍ですね。
マイクロソフト社の設立者であり、一時期は世界長者番付で13年連続1位になった超資産家であるビル・ゲイツさん。彼についてその程度のことしか知らないのですが、とんでもなく優秀ですごい実業家だということは分かります。その人が「状況は変えられると信じている」と言い切ることに、私はとても励まされました。
年間510億トン増えている温室効果ガスをゼロにする。それはとてもむずかしいことだけれど、だからこそ取り組むべき課題なんだと、ビルが言ってくれている! かっこいい! 頼もしい! ビル、私ついていきます!
ビル・ゲイツのキャリア・アンカーを推測する
「キャリア・アンカー」とは、エドガー・H・シャインが提唱したもので「職業上の自己イメージ」を指すものです。アンカー=船の錨。個人のキャリアの「基軸」がどこにあるのか、その人が何が得意で何をしたいのか、何に意味や価値を感じているのか、という揺るがぬ軸のことです。
ビル・ゲイツさんのキャリア・アンカーは、
・「奉仕・社会貢献」何らかの形で社会をもっとよくしたい
・「純粋な挑戦」不可能と思える障害を克服する、解決不能と思われる問題を解決する
のどちらかじゃないでしょうか?
(最初は「奉仕・社会貢献」かなと思ったんですが、さきほどの「はじめに」を読んだら「純粋な挑戦」もあるのかな、と思ってしまいました)
私は、優秀で著名な実業家や政治家などのリーダーたちが「奉仕・社会貢献」のキャリア・アンカーを持っていることを、とてもありがたいことだと思っています。自分の持っている知識・才能・資産・人脈を、世のため人のために活用できる、そのチャンスを豊富に持っている人たちだからです。
ビル・ゲイツが書いた本が世界中で翻訳され販売され、その本を読んだ多くの人が私のように励まされたり行動を変革していく。
影響力の大きさが桁違いですよね。
ビル・ゲイツさんをカウンセリングする機会はなさそうですが、この本を読みながら、ビルのキャリア・アンカーはどれかな?と、ちょっと考えてみたいと思います。