《33》表彰制度の紹介~受賞でロールモデルに~
SDGsの認知度は毎年向上しており、取り組み始める企業も増加傾向にあると聞いております。
そこで、今回は「ジャパンSDGsアワード」という表彰制度をご紹介したいと思います。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/award/index.html
ジャパンSDGsアワードは、持続可能な開発目標達成に向けた企業・団体などの取り組みを促し、
オールジャパンの取り組みを推進するために、2017年6月の第3回SDGs推進本部において創設が決定されました。
SDGs達成に資する優れた取り組みを行う企業・団体などをSDGs推進本部として表彰するもので、
NGO・NPO、有識者、民間セクター、国際機関などの広範な関係者が集まるSDGs推進円卓会議構成員から成る選考委員会の意見を踏まえて決定されます。
過去には自治体、商店街、保育園、学校や部活という単位で受賞しているところもあります。
評価は次の項目に基づいてA~Dの4段階で行い、総合的に表彰対象の取り組みが選考されます。
①普遍性・・・国際社会においても幅広くロールモデルとなり得る取り組みであるかなど
②包摂性・・・「誰一人取り残さない」の理念に則って取り組んでいるかなど
③参画型・・・脆弱(ぜいじゃく)な立場におかれた人々を対象として取り込んでいるかなど
④統合性・・・経済・社会・環境の分野における関連課題との相互関連性・相乗効果を重視しているかなど
⑤透明性と説明責任・・・自社・団体の取り組みを定期的に評価・公表しているかなど
また、変革性(次の世代も見据えて社会を変革する潜在性を有しているかなど)、連帯性と行動変容(行動変容の連鎖をもたらしているかなど)という新たな評価項目も付け加えられています。
ジャパンSDGsアワードは受賞しても賞金や補助金はなく、表彰状のみが授与されます。
しかし、受賞することでメディアに取り上げられやすくなるため、全国的に
自分たちの取り組みを広く知ってもらえる機会が増え、
その取り組みがロールモデルとなり日本全体に広がっていく可能性を含んでいます。
また、もし結果的に受賞することができなくても、自分たちが行っている取り組みを全国的な表彰基準に沿って見直してみることで、新たな視点を得ることもできると考えられます。
ぜひ皆さんもジャパンSDGsアワードへの挑戦をしてみてはいかがでしょうか。
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