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Vol.64 同じ失敗は2度と繰り返すな!

今回は一年のインターバルを経た「やり直し」の話。

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『その場』では、私が「プレゼン」と称して、仕込んだネタを披露することを(勝手に)恒例にしてまして。

『どの場』かと言いますと、大阪で隔月で開催されている『某ラジオ番組(注1)のオフ会(注2)』でして、先日も仕込んだネタを披露した訳なんですよ。

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…という書き出しで始めたのが、昨年(10月27日)ここに掲載した  Vol 12 プレゼンの天才。
どんな内容なのか、かいつまんで言いますと…
『10月21日に開催された、人の話を真摯に聴いてくれる様な優しい方々の集まりで、ウケを狙った「プレゼンテーション」を披露した翌日、10月22日が(筆者も当事者である) ” 吃音(注3) ” の社会的な理解を目指す記念日 ” 国際吃音啓発の日(注4) ” だということを思い出し、「あの場では、翌日に控えた ” 国際吃音啓発の日 ” を話題にするべきだった」と後悔した』
…という内容です。

そして、今年の同じ集まり。
今回は満を持して「 ” 吃音 ” や ” 国際吃音啓発の日 ” を絡めた、映画にまつわるプレゼンテーション」を行った所、思った以上に傾聴して頂けた上に熱いリアクションを頂戴して、ようやく昨年の後悔が氷解したのでした。

※ちなみに内容は、以前ここに掲載した Vol.59 私が心打たれる『吃音映画』の構造。 に近いもの。
冷静に考えてみれば、今年劇場公開された 映画「ぼくのお日さま」(注5)を鑑賞した事で より深く感じた事もあったので、プレゼンテーション内容の踏み込みとしては、一年前よりも 今回作成した資料の披露で正解だったのかもしれません(…結果オーライ?)。

では、今週の締めの吃音短歌(注6)を…

スムーズな しゃべりが出来ぬ いらだちを 歌に仕立てて そっと見つめる

※今回は、 ” いらだち ” というよりは ” 思いの丈 ” を「プレゼンテーション」に仕立てて披露したお話ですけどね。

【注釈】

注1)某ラジオ番組

TBSラジオの『アフター6ジャンクション2』(略称:アトロク2)のこと。
月~木曜日の22時~23時55分に放送されている「カルチャー・キュレーション番組」。

注2)某ラジオ番組のオフ会

『関西アトロクオフ会』のこと。
前述の『アフター6ジャンクション2』を聴くリスナーの、関西における集まりで、発起人の方々の温厚篤実な人柄も相まって、ヘビーリスナーとかライトリスナーとかいったことに こだわらず集うやさしい空間が魅力。

注3)吃音(きつおん)

かつては「吃り(どもり)」とも呼ばれた発話障害の一種。症状としては連発、伸発、難発があり、日本国内では人口の1%程度が吃音とのこと。

注4)国際吃音啓発の日(International Stuttering Awareness Day)

吃音や言語障害を持った人に対する理解啓発を求めることを目的として1998年に国際吃音者連盟・国際流暢性学会などによって定められた。
略称は「ISAD」で、記念日のシンボルマークは緑のリボン。

注5)映画「ぼくのお日さま」

吃音のために、しゃべる事に難がある少年 多田拓也は、アイスホッケーの練習の為に訪れたスケートリンクで、フィギュアスケートを滑る少女 三上さくらの姿に目を奪われる。
後日、ホッケー靴のままフィギュアスケートの真似を始めた彼に、フィギュアスケートのコーチ、荒川が声を掛ける…

※下記は約1分の予告編です。

注6)吃音短歌

筆者のハンディキャップでもある、吃音(きつおん)を題材にして詠んだ短歌。
この中では『「吃音」「どもり」の単語は使用しない』という自分ルールを適用中。

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