
再起再熱??
先日の南海なんば高島屋にて参加したラピート展の帰り。
ふと何か欲しくなって…というか、南海電車を体験したので
「土産でも今日は買ってみるかぁ」
な気分となる。
そうして次の用事の寄り道のようにして、南海なんば駅のサービスセンターに足を運んだのであった。
そこで買った品というのが…

Bトレインショーティ、南海2000系。
南海のグッズ商品としては積みプラのように大量の在庫を抱えている商品であり、至る場所で安売りをされたりイベントの景品などになっているこの商品であるが…
今でも在庫を大量に保有している現実は変わりなく、そして早く売り切ってしまいたいという事情なのか900円で販売している。
Bトレインショーティは長さ僅か6センチという車体長で、車輪はプラ車輪になっているのだが別売りパーツなどの購入次第ではNゲージに走行が可能となっているバンダイからの鉄道模型だ。
ご存知の方がいれば…なのだが、晩年のBトレインショーティは1箱2両で2,000円という高額商品になってしまったから、この値段は安価にも安価なのである。(実製品は平成27年頃に終売している)
さて、そんな中で…
2000系を購入した至としては
・自分が南海電車で1番好きだから
という理由。
そして
・先頭車同士の2両なので買ってもすぐに楽しめる
という要素の上である。
但しコレが間違いだった。
先頭車2両で買ってしまった手前、
「あぁやっぱりもう1組…」
と至らぬ事を考えたりするのである。
ちなみに全盛期に丁度小学生だった自分は大量に購入し、自分の琴線に触れた車両たちを大量に購入して組み立て、遊んだモノである。
南海ではかつての話になるのだが特急/サザンとして活躍している10000系を。
そしてもう1つは高野線の特急/こうやとして活躍している30000系を持っていた。
何もどこにやってしまったのかすら記憶していない。
そんな中、再び買ってしまったこの1箱…
少年の頃のような気持ちを想起させるのには丁度良い。
というわけで

組んでみた。
高野線のエース格車両…であった2000系だが、現在はその仕事もかなり変化し、本来の職場であった高野線を追われ。一部は本線に進出し、更には支線にも異動した。
行き先表示は選択式なのだが、自分は大運転の歴史に敬意を表して
・快急/なんば
を選択。
そこは高野山極楽橋じゃないんかい。と思わず…
なんだろう。2両でもマスクの作りがしっかりしているから、小ささというハンデがそこまでアドバンテージになっていないような気がする。
但し製作していて一部綺麗にハマらないパーツがあり、この点に関しては妥協で進めていった。
但し鉄道コレクションとは違ってパンタグラフが畳んでいる前提なので、ココはNゲージ品に隙を見て交換しておきたい。

こちらは高野山側の先頭車両。
少しカーブ気味にして撮影したのだが、ポーズは決めやすくなった…だろうか。
かつての『Bトレ全盛期』を知っている1人としては、やはり台車の首振りに少々疑問を感じる。
もう少し綺麗に動いたし、何なら手転がしでも走ったんだけどなぁ…
ただ、あの時のようにステッカー類は苦戦。
しかし、Bトレインにしかない魅力だってある。
自分らしさを簡単に、低いハードルでカスタマイズ出来るのだ。
それが実に楽しい。

一度落ちた沼からは簡単に生還できない…
のがやはり宿命なのか実車に倣って
「もう1本欲しいなぁ」
になってしまうこの悔しさ。
そしてこの造形は本当にハマる。
本当に、この位置から見たらマスクが格好良いわけですよ。
2両でもしっかり実車のように、心を射抜く目をしております。

次はどの車両にしようかなぁ…
と、早くもこの1箱でしっかりと南海に突き落とされる事に。
終売から10年近くして再び再熱してしまったこの熱情は、何処まで続いてしまうのでしょう…
あぁ、この12センチに狂わされる也。