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時代だなぁ

 案の定、全国のニュースになるのが我らの趣味…『撮り鉄』なのである。
 というか撮り鉄以外もそうだと思うのだが、人間はカメラを持った瞬間に半狂乱になってしまう生物なのだからそうした点は心の内に構えて生きるべきではないかと思う。(決して責任転嫁ではない)
 さて、今回の話題になったのが(ニュースになったのが)JR東日本、E217系だ。
 E217系という電車をご存知だろうか。
 横須賀線・総武快速線で活躍した(している)車両であり、現在は山手線に投入しているのと同型、E235系による置換えが進行し、廃車が順次進行している形式だ。
 と、そんな車両であるがこの程トップナンバー(付属編成)が復刻されて登場したという。
 当該の記録は持っていないので、自分のSNSフォロワーの方に画像の拝借を依頼し、比較としよう。

※往年のE217系の姿。VVVFインバータ更新に伴い、この横須賀帯とロゴマークは終了し、現在の姿となった。(*写真提供…ゆりかもめ)

 今回復刻された編成ではないが、こちらが現在話題になっているE217系の旧塗装である。
 冒頭の画像は長野で解体の時を待つE217系の新塗装編成。
 関西生まれ関西育ちなので当然
「何が違うんだ?」
となるのだが、前面のロゴ…は分かるとして
 帯の違いは
・113系の横須賀色と同じ帯色
なのだそうだ。
…分かるかい。
 数回見直してようやく差異が分かったのだが、追いつくのが本当に難しかった。いや。間違い探しじゃないの…?
 さて、そんな風に首都圏を半狂乱させたE217系復刻編成。
 撮影会の為に復刻したという事情だったが、どうして本線上に現れたのかという謎に関しては不明点が非常に多い。
・基地間の移動の為に出庫した
という説や
・サプライズでの運用
の説。多くはあるが、今回の騒ぎが大きくなったのはどちらにせよ変わらないのだ。
 自分は何度かE217系に乗車しているが、正直老朽化や陳腐化は否めず、今回の引退と騒ぎに関しては少々納得の事実である。
 調べてみると、E217系はそろそろ登場してから30年近い年数を経過する車両なのだという。
 30年近く千葉から神奈川を往復する生活…というのは、車両に大きく響いているところではないのだろうか。
「そうか、俺の想像する横須賀線もこんな年齢になったか…」
と何処かで感じている自分がいる。
 最低あと1回、東京地下駅で撮影したいなぁ…なんて思いながら、今回の騒ぎを耳にのんびり毎日を過ごしている寒天でした。

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