Turn.11『凱旋走行』
113系は順次活躍の場を減らし、写真の緑色をしている113系…京都地域色の113系は京都方面での活躍を終了し、現在は福知山口で僅かに活躍を続けるのみとなっています。
そうした中で、実は友人に誘われて所謂『凱旋』的なモノを撮影した事がありました。
それがこの写真です。
確か、嵯峨嵐山駅だったかと。
大学生の時期で、この時期には一人暮らししていた大阪を離れて京都に里帰りしている時期でした。薄々自分のやる気が失われていたような。
丁度この時期にあの大規模な『コロナ渦』が襲来し、自分の身を振る充分な猶予が出来たようにも思います。
さて、少しだけ話が側線に入ってしまいましたが…
写真の113系凱旋走行の話です。
この時、京都口の113系は緑色の地域色に塗装され最後の活躍を湖西線・草津線系統で続けていました。
自分は一応ですが山陰本線(嵯峨野線)の沿線生まれでして、『若干』ではありますが113系の嵯峨野線活躍時代に関しては撮影・乗車も経験しています。しかし何も小学生時代の事。
平成22年のダイヤ改正にて嵯峨野線からは撤退し、静かに221系に切り替わりました。
自分がカメラを握り始めた時期(本格的に)
には既に221系電車たちの独壇場であり、113系はあまり経験せず終了してしまいました。
しかし、時々こうして凱旋走行している事を知ったのは令和に入ってから。
この時は福知山電車区への車輪添削だったでしょうか。何かしらの回送運転で走行したのは記憶しておりまして、嵯峨嵐山に入る姿を目にした時はもう感動でした。
緑色になってしまいましたが、自分の少年時代の光景には変わりませんからね。
この後追い抜き、もう1回だけ花園で撮影したのを記憶しております。
なお、写真の113系…C13編成は令和5年3月に廃車され、鬼籍入りしています。
たった1回しか見れなかった、一瞬の里帰りの話でした。
ちなみにこの凱旋走行の記録、滅多にネットには上げていないので今回はかなり貴重なモノを引き摺り出しました。
一体どれだけ長く漬けてたんだろう…