孤独のサウナ - #2 サウナ東京
サウナの深みに入りつつあります、駆け出しサウナーの大志です!
(👉自己紹介)
この前、毎年11月11日の"ととのえの日"に発表・表彰される"サウナシュラン2023"で、魅力的なサウナが日本にたくさんあることを知った。
その後、これまで近所の温泉サウナに週1程度の頻度で通ってきたが、新たなサウナ体験をしに遠征したくなって、"ガーデンサウナ蒲田"に行ってきた。氷ロウリュ、アウフグースなどを初体験。
孤独のグルメならぬ孤独のサウナ。
サウナで整うときはね 誰にも邪魔されず 自由で なんというか救われてなきゃあダメなんだ 独りで静かで豊かで…
そして今回は、小学生の息子二人が塾の冬期講習、妻が仕事の隙間時間に、ここぞとばかりに一人で"サウナ東京"に行ってきたお話。
"サウナ東京"について
東京都港区赤坂にある男性専用のサウナ施設。2023年4月24日グランドオープン。上述の"サウナシュラン2023"に選出された。
サウナシュランを見たときの記事で、自分がピックアップしてた場所。
施設情報
・住所:東京都港区赤坂3丁目13−4
・料金:平日料金 1時間 1,600円 / 3時間 2,700円 / 6時間 3,900円。土日料金 1時間 1,800円 / 3時間 3,000円 / 6時間 4,200円。延長 1時間毎1,000円
・営業時間:平日11時から翌9時(22時間営業)。土日祝 24時間営業
詳細はサウナイキタイ参照。
"サウナ東京"ハイライト
不意に自分が自由に使えることになった隙間時間でサウナ遠征。ぐぅ贅沢。
"サウナ東京"は、サウナ界の中でもかなりハイグレードなサウナの位置づけと勝手に理解。
というのも、自分のホームサウナ兼温泉は1日いても1,000円かからないが、"サウナ東京"は1時間で1,600円、3時間で2,700円、6時間いたら3,900円、そのあと1時間のびるごとに+1,000円。ぐぅ贅沢。
2-3時間で密度濃いサウナ体験をしてきた。
そんな贅沢な"サウナ東京"のハイライトを記録しとく。
①鍵の取り回し、オペレーションが超効率的
サウナに入るまでにすげーなと思ったところ。
下駄箱で鍵取る。それがそのまま入館証。入館タッチするとタイムスタンプになる。そしてその鍵がそのまま風呂場のロッカーと同じもの。整って服を着たあと、その鍵を精算機にタッチすると、滞在時間にあった料金が請求される。支払うと退場のバーコードの紙が出る。その紙で退場、下駄箱に鍵をさして靴を取り出して終了。
この流れ、入館退館に人手を全く介さない。つまり入館退館で受付に並ぶ必要無し。しかも鍵1個だから、よくある下駄箱の鍵どこいった問題も無い。
オペレーションが超効率的。客としては、どこにも遮られるものはなくサウナに真っすぐ行ける体験になってる。
最新のサウナすげーと思った(地味だけど、超重要な設計ポイントだと思う)。
②シャワーヘッドが新次元
そしてまたサウナに入る前にすげーなと思ったところ。笑
身を清めるため体と頭を洗おうとしたら、シャワーからミスト状の霧が出た。
うお!なんだこれ!と思って、シャワーヘッドのボタンを押してみると、普通のシャワー、パワーシャワー、ジェット、ミストが切り替わる。
ReFaの最新のシャワーヘッド。
温泉旅館とかであるあるの、シャワーの水圧弱くてシャンプー流すの時間かかってイライラする問題や、シャワーのレバーを下げまくらないとお湯がすぐに止まるあのイライラ問題もなく、ほしい水圧でほしい湯温のシャワーが出続ける。この快適さよ。
しかも、サウナ上がり後の水のミストシャワー超きもちいいの。
最新のサウナ超すげーよと思った。
すべての温泉のシャワーヘッドこれにしてほしい。笑
(参考)おそらくこのシャワーヘッド。家にほしい。高い。。笑
③サウナが5種類、それぞれちがう体験ができる
サウナに到達する前段階から、ひとしきり最新鋭の設備に感動したあと、サウナへ。
サウナは5種類ある。
オートロウリュサウナ「蒸気乱舞」、セルフロウリュサウナ「手酌蒸気」、メディテーションサウナ「瞑想」、スチームサウナ「戸棚蒸風呂」、スーパードライサウナ「昭和遠赤」。
全部一通り入った。
公式HPで事前に予習していった内容とともに、1個1個書いてく。
(1)蒸気乱舞
「サウンド・照明・オートロウリュの自動制御」ってなんぞ、、と思ってワクワクして真っ先に行ったのがここ。90℃のサウナ。
ちょうど熱波師さんのアウフグースショーが始まる前に入ることができた。
もう詰められないよな状態でも次々とおじさんが来、ここいいですか?ここいいですか?と肩が触れないぎりぎりの間隔で隙間が埋まってく。熱波師さんが登場する頃には、裸のおじさん40人以上が定員MAXギュウギュウ詰めでサウナ室に座ることになった。サウナ室の外には、隙間があくのを待つおじさんの列ができる。いいタイミングに来てよかったと思った。
熱波師さんが来ると、最初に自己紹介の挨拶。40人以上のおじさんから拍手が沸き起こる。
そして熱波師さんがサウンドに合わせて、舞う。熱波を送るために扇ぐのではなく、舞うことで熱波が起こるような。
自分の前で舞うと熱波がダイレクトに体に押し寄せてくる。そして、自分に直接的に送られてくるわけではない熱波もまた、壁や天井に跳ね返って押し寄せてくる。
まさに蒸喜乱舞。
芸術の領域だと思う。
(2)手酌蒸気
106℃のサウナ。
写真右手前のお湯を、手酌でロウリュできる。ここでは、"ガーデンサウナ蒲田"のように「かけますねー」「お願いしまーす」のやりとり。ロウリュすると蒸気が起こり、体感温度がぐっと上がる。気持ちいい。
(3)瞑想
60℃のサウナ。
「一人の世界でゆっくり楽しめるように設計」ってどんなんだろうと思っていたが、中に入ると、なるほど、、!と思った。
サウナの席1つ1つが仕切られている。
ラーメン屋でいうところの一蘭式 味集中カウンター。
1席1席が、隣の人とパーテーションで仕切られている。隣と喋る人は誰もいない(サウナ東京のサウナは共通で会話禁止だがより一層厳格に静か)し、誰の視線にも入らない、誰も視線に入らない、一人の世界がそこにはあった。
目に映るのは伸ばした自分の足と壁、聞こえてくるのは、BGMの鳥のさえずりと、自分の呼吸と鼓動音のみ。
しばし瞑想した。
そして1席1席にシャワーがついてて(写真の白いホース)、汗を流してから退出できる。ほんとによく考えられている。
(4)戸棚蒸風呂
54℃のサウナ。
半身浴サウナ。下半身は湯、上半身は湯気で蒸す。日本古来の人たちはこんな贅沢な風呂の入り方をしていたのか。。?古来そのもののサウナって日本にあるのかな、行ってみたいな、、と気になる。
(5)昭和遠赤
108℃のサウナ。
写真木枠の中にテレビがある。遠赤ガスストーブで部屋を高温にする。階段状になっていて上に登ると熱い。
自分の行きつけのホームサウナとそっくりな作りで、自分が行ってるところってサウナのジャンル的には"昭和のカラカラ系遠赤高温サウナ"なのかと、客観的に初めて知る。
行きつけより温度が高くぐっと熱くて、居心地がよくてサウナ時計1周分の汗を流した。
④水風呂が3種類、シングルめちゃ冷える
水風呂は、5つのサウナの中心に配置されていて、サウナ→水風呂→サウナ→水風呂→サウナ→…の導線が最適化されている。どのサウナを出てもまっさきに水風呂に向かえる配置。すげーよ。増改築のツギハギでは実現できない。
3種類の温度帯の水風呂がある。涼:21.8度/6人 冷:12.3度/10人 凍:9度/6人の3種類。
最初は、涼で試しつつ、冷、凍へと体を進める。凍は8℃。いわゆるシングル。初体験。
浸かると1分くらいで体の芯まで冷え渡り痺れる感覚があったが、そこで上がると、震えながらもしゃきっと元気、何回でも次のサウナに行けそうな気がする。
写真の手前が涼(21.8℃)左奥が冷(12.3℃)、右奥が凍(8℃)。
⑤休憩スペースの種類、整う環境
サウナ水風呂ループの中で何度か、休憩スペースにも行った。
休憩スペースもすごい。内気浴エリアと、冷凍室がある。
体につけている①の入館証そのものが決済の鍵でもあるから、休憩スペースにあるカウンターその場で決済できる。コップが渡されて、ポカリとデトックスウォーターが飲み放題。ポカリは糖質ジュースだから自分はデトックスウォーターを何杯も飲んだ。
写真のチェアに座ってまどろむこともできるし、写真の奥でごろ寝することもできる。
冷凍室は、公式HPに写真がないが、2部屋あった。奥の部屋が9℃、手前の部屋が15℃。ベランダチェアが2脚ずつ置いてあって、ここでは内気浴エリアとはまた違う、涼しい風に触れる外気浴気分で整うこともできた。
獲得したサウナー経験値まとめ
そんなこんなで、ハイグレードな"サウナ東京"を満喫してきた。得られた経験値としては、
✅サウナ室最高温度108℃(ホームサウナ85℃)!
✅熱波師が舞う!芸術の領域!
✅江戸時代に流行した入浴方法戸棚風呂!
✅一蘭式サウナで瞑想!
✅水風呂最低温度9℃(ホームサウナ18℃)!
✅冷凍ルーム!
✅ReFaのシャワーヘッド半端ない!
サウナで整うときはね 誰にも邪魔されず 自由で なんというか救われてなきゃあダメなんだ 独りで静かで豊かで…
孤独のサウナ。なんて豊かなのか。
また隙間時間あったら遠征しようと目論む。ああほんと出張行きたい。
まだ知らぬサウナー体験を求めて。
そして、このシャワーヘッド家にマジでほしい。
東京近郊のサウナーの方、東京出張に来られた方など、ぜひ一度"サウナ東京"を体験してみていただければと。
サウナの最新鋭がここにある。
と、まだ2箇所しか遠征していないけど思う。笑
続く