郷に入っては郷に従え
出所:ことわざ
トレーニングジムのフリーウェイトエリアは"郷"だ。
"郷"感を醸し出してると感じるのにはいくつか理由があると思っていて、
特異な外見:ふつうの人とは明らかに違う体つきのゴリマッチョ
特異な器具と重さ:筋肉を鍛えるためだけに作られた器具をカチャカチャと組み合わせ常人じゃぴくりともしない100kg超の重りを扱う
特異な動き:教わらないと正解がわからない全身のフォーム。なんならゴリマッチョごと異なるオリジナルフォーム
特異な衣装:むちむち短パンタンクトップ。中には布面積が小さい乳首丸出しタンクトップのマッチョもいる。だいたいその日のキングクラスのマッチョである印象
マッチョ互助:鍛えるマッチョと助けるマッチョでタッグを組んで代わる代わる鍛えて励まし合ってるマッチョペアもいる
こうしてフリーウェイトエリアのマッチョのマッチョによるマッチョのための村感が醸し出て、マッチョじゃない人は居心地悪く感じる。それがフリーウェイトエリア。
昨日近所のエニタイムフィットネスに行った時のこと。
そんな"郷"で洗礼を受けた話。
半年前にトレーニングを始めた自分は、他のマッチョよりはだいぶ軽いウェイトで、ベンチプレス、スクワット、デッドリフトをやっていた。
するとすぐ近くにずっと見てくるマッチョがいた。なんなら睨んでくる。
居心地が悪くなってデッドリフトを中断。
スリーブとプレートを戻して、ベンチを元の位置に戻して、セーフティバーも戻して、消毒ティッシュできれいに拭いて終了。
違うところに行った。
そうすると、さっきのマッチョが近づいてきて、やや怒り口調で。
「あのさ。ちゃんと元に戻してくれる?」
こっちこいと手招き。
ん?プレートもベンチも元に戻したよな、、?てかなんでこいつタメ語なんだ?自分の方がマッチョだからって威張ってるのか?てか、乳首出てんな。。と思いながら行くと、
「これじゃ低過ぎてベンチプレスできないよね」とラックを指さし。
(デッドリフトで高さ3になったままだったことを言っているようだ。マッチョがなにやりたいか、マッチョのベンチプレスのラックの高さなんて知らないわ。自分で調整したらいいのでは?)
なんて言ってやろうかと思ってる刹那、チラチラ俺の比較的ヒョロイ体を見ながら、
「あ、初心者だからわかんないんだね」
(あ?)
「はっ、わかんないならいいよいいよ、おれがやるから。初心者だから仕方ないね、ははっ」
手でこちらを制するポーズをとってがちゃがちゃ
「ちょっとよくわかんないんで、何番にすりゃよかったか教えて?」
「このおれがいま設定した高さだよ、初心者でも見たらわかるよね?はは」
「高さ4ね。今度からそうするね。すんませんしたー(棒)」
「うん、がんばってね。ニチャア」マッチョしたり顔
というやりとりがあった。今年一の胸糞案件認定。
いちいちおれを探して言いにくる暇があったら、自分でさくっと調整して筋肉お待ちかねのトレーニングコース前菜からでもスタートしてたらいいんじゃないの?と思ったが、
ググると、フリーウェイトを使い終わったら、
"ベンチがあるなら、ベンチプレスの高さに戻しておくのがマナー"とのこと。
で、あのラックだと標準的なのが高さ4なんだろうな多分。自分は意図せずマッチョ村の掟を破ってしまっていたわけだ。掟を破った郷の外の人間がいたから、マッチョも黙っていられなかったんだろう。
ふぅ。。
フリーウェイトエリア、怖いわ。
自分は初心者にもやさしい中級者を目指す。だが、郷に従うとて、乳首丸出しタンクトップは100億万%着ないだろう。
(参考)昨日のマッチョが来ていたものと似たタイプ。もっと直接的に乳首が露出するものだった。
続く
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