書くことをもっと楽しめるようになったのは何故なのか #自分語りは楽しいぞ
最近、書くのが楽しい。異常に楽しい。何書いても楽しい。
「自分でもよく分からんが楽しくなったなぁ」と、漠然と思っていたけれど、一旦その理由に向き合ってみてもいいのかな、と思い、こうして書いている。
現時点では、文章が堅めであんまり楽しそう感がないが、これからあったまって来るはず。
理由➀ 「評価」からちょっとだけ自由になった
そもそも、私のnoteの出発点はオタク記事である、というのはもう何度も書いてきたことだ。コイツがアホみたいに数字を取ってしまったせいで、自分の中でインフレが起きるとともに、「コンスタントに記事を書き続けて、フォロワーの期待に応えたい」という謎の使命感を持ってしまった。
さらには、期待に応えた=スキがたくさん付いた というよろしくない等式を頭に刻み込んでしまった。
悪いことばかりではなかった、と思う。
推しや推し達の曲について日々考えまくることで愛が深まったし、私の記事を読んで感動した、というコメントも頂いた。
それでも、3日に一度3,000字というペースで書いていたのはちょっと頑張りすぎ……って思ったけど、今は1日に5,000~7,000字ペースで小説書いてるわ。落ち着いてほしい。
続けていると、上述の通り嬉しい感想をたくさんいただくし、特に創作大賞期間中は、自分の文章力やフォロワー数からは考えられない、と思うくらいに素敵な紹介記事をたくさんいただいた。
「この方の文章が大好きだ!」と常々思っている方々や、逆に、作品から私という存在を知って下さった方からのお褒めの言葉は、本当にありがたいものだ。
疲れた時は上のマガジンを読み返し、涙を流してスッキリしている。
本当にびっくりするくらい、毎回泣く。
また、「公式」からの評価を受けることが続いた。
気が付けば、2024年7月以降、毎月「今日の注目記事」に選出されている。別にnote公式に賄賂積んではいない。
創作大賞で中間選考突破し、またエブリスタでは掲載作3作中2作が特集に選出された。
この夏、そんな出来事が立て続けに起きたことで私の中の「評価されたい欲」「評価されなきゃいけない義務感」が随分と薄まったと思う。
今、記事を書いてもあまりスキ数を気にすることはない。
ダッシュボードは、月1くらいでしか見ていない。
理由② 自分の持ち味を知った
上で創作大賞の件に触れたが、そして最近触れまくっているが、超々力を入れて書いた長編小説が落選し、その余力で4日で書いた続編の連作短編が中間突破した。
これが私にとってはかなりエポックメイキングな出来事だった。
正直、中間選考の結果は運要素もかなり大きい。
※と思いつつ、中間選考突破した作品群を見ると納得感が凄いので、掬い上げて貰えたことは光栄だと思っている。
まぁ、自分に関しては、直接「針を置いたらあの海へ(長編)」「町中華屋のマイコー(連作短編)」が突き合わせて比較された訳ではないので、巡り合わせ要素が大きいと思っている。
とはいえ、緊迫感ゼロのハピハピ小説「町中華屋のマイコー」は、誰かには刺さったわけだ。上げてもいいな、と思われた訳だ。
それが、自分の作風のどういう部分が評価されるか・持ち味なのか を改めて考えるきっかけになった。
具体的には多分、「テンポの良さ」「ポップさ」「ちょっと変」あたりが持ち味なのだろう、と思っている。文章は取り立てて上手くないし、格調高くない。
最近の例だと、逆噴射小説大賞の応募作について、X上で
・ポップで文学的な、奇妙な魅力がある
・正直よく分からんところも多いが、(中略)800字の裏にイマジネーションがギチギチに詰まっている。後を引く味わい。
・軽妙ながら普通ではない
というコメントをいただき、「皆、ポップ&軽妙かつ変って思ってんな」という気付きを得た。
こうして、「文章上手くない」「大人なのに純文学が書けない」という、今となっては謎のコンプレックスから解放された。
今は、「俺はこういう人間だ」というビッグ〇ディ状態で、好きなことを好きなように書いたら、誰かに刺さるかもしれんやんね~。と思って書いている。当然、むちゃくちゃ楽しい。
理由③ 多分だけど、文章上手くなってない?
今年だけで、長編5本+短編数篇書いている。
小説に絞ると、40万字くらい書いている。
いよいよ上述した「3日に1回3,000字は頑張りすぎ」が寝言だったことが露呈してきたわけだが、流石に人間、ここまで書くと上達する。
「町中華屋のマイコー」を巡る諸々で、それを実感した。
私は今、「マイコー」をセルフリメイクしている。
改稿、と言うべきかもしれないが、主人公の属性と名前を変えている時点で、これはもうリメイクだ、と思う。
そして、明らかにリメイク後の方が、文章も構成もよくなっている、と思う。
連作短編の良い所は、全体のストーリーラインがある、という長編の特徴と、毎話起承転結を付けなければいけない、という短編の特徴を併せ持っている所だ。
舞台や人物の設定を毎回考える必要なく、構成を考える練習が出来る。
「マイコー」は、公開していない分を合わせると、今13本ある。
少なくとも、マイコーを書くという能力は上がった。
主人公たちとも仲良くなって、毎日彼らの日常を見せてもらって楽しんでいる。
まとめ
今私が思う、楽しく書ける理由、もっと言うと楽しく書くためのコツは
・評価を気にしすぎず肩の力を抜く
・自分の良さを知り、前向きな自己評価をする
・練習あるのみ、上手くなったと自分で思えるようになる
かな、と思っている。
楽しいことをやっていると、楽しいですよ。
みくまゆさん(って勝手に呼んでるけど、『みくまゆたん』さん、な?)の企画、#自分語りは楽しいぞ に遅ればせながら参加しました。