2000年8月末のイギリス「The Isle of Wight」 ワイト島で朝食に情熱を燃やす。
ホテルやB &Bで食べる朝ご飯が大好き。
スーパーホテルや東横インは宿泊費がリーズナブルなのに朝ご飯も素晴らしい。
朝食会場で働いている人たちは朝からパワフルで、一気に生活が動き始める感じがする。
お粥が選べたりすると更に嬉しい。
イギリスにはイングリッシュブレックファストという名前が付いているほど、伝統的な朝ご飯のスタイルがある。
安い所にしか泊まらないので、朝ご飯も簡単なところが多く、セルフサービスでトーストやシリアルやコーヒー、紅茶、オレンジジュースしかない場合もある。
ワイト島で宿泊したB &Bは、観光メインの島なだけあって、朝食はセルフサービスではなかった。
食堂に行くと、B &Bのフロント係だったお姉ちゃんがウエイトレスに変身していて、注文を聞きにくる。家族でやっているっぽい宿だから、色んな仕事を全部やる感じがした。
イギリス人夫婦や様々な観光客が席についている。
ウエイトレスは1人しかいないので、順番で希望を伝えていた。
私の番もやってきたので、
「え〜っと、トースト&焼きトマト・・&ベーコン・・・&目玉焼き・・・&・・・」
私の時間がかかる長い注文を他のお客さんたちは静かに待ってくれていた。
「それから〜、ベイクドビーンズ・・・&マッシュルーム・・・」
「それとハッシュドポテト&ティー」
希望を聞き終えたお姉ちゃんが一言
「Full?」
「あっ、Full」
「Full」この一言で良かったんだ!と思った瞬間、
食堂中が爆笑した。