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子どもと走る1キロの楽しみ

この前の週末。小学生の下の子が、学校で1000m走の記録会があるから練習のランニングをすると言ってきた。

私は朝食前に自分で20キロほど走っていて、遅めの朝ごはんを済ませてゆっくりしているところだった。

朝ランでほどよく疲れて満腹にもなったところだが、子どもが自分から走ろうとするタイミングを逃す手はない。じゃあ一緒に走ろうと言って、走る服装に着替えることにした。

小学校高学年ともなるとかなり体力がついてきている。すでに20キロ走っている疲れを考えると、付いていけないかもしれない。でもそうなったら格好悪い。

そんなことを思いながら、普段はあまり履かない軽量ランニングシューズを密かに靴箱から出した。スピード走に備えるためだ。ソールは薄いもの。厚底で反発力のあるプレートが入ったような靴ではないから、子どもに対してアンフェアということはないだろう。

食後で脇腹が痛くなったりしないかもちょっと気になったが、無事に1キロ走ることができた。アップダウンがある道で4分20秒。子どものペースに合わせて走り、私はまだ少しだけ余裕があった。 

そしてGPS機能がついたランニングウォッチで1キロをズバッと計測し、親と一緒に走ると距離もペースもしっかりわかるぞ(だからまた走ろうな)とさりげなくアピールすることも忘れなかった。

この距離なら、あと1年ぐらいはギリギリ私の方が速く走れるかもしれない。でも、もし子どもが最後100メートルで本気のラストスパートをしたら、その瞬発力に私は付いていけないだろう。そんなことを感じた1キロ走だった。

親の立場からすると、自発的に走ろうとする子どもと一緒のランニングができるのは幸せなことである。学校には、年一度と言わず、毎月のように1キロ走の記録会を行なってほしいぐらいだ。

ちなみに、自分だけで走るときはOpenRunの骨伝導イヤホンでスタディングの中小企業診断士講座を流している。この日の20km走では、前日にトライした過去問の解説を聞いていた。ランニングは私にとって運動の時間であるとともに、学びの時間でもある。


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