【社員紹介インタビュー#5】カスタマーサクセス部 部長 堀内 祐都
〜キャリアサマリ〜
大学は文系法学部。特に趣味も無くアルバイト代は全て服や遊びに注ぎ込むような生活を送る。洋服好きがこうじて、2014年に新卒で大手アパレルメーカーに就職。マーチャンダイザーとして、商品の企画から開発、販売計画から予算管理など総合プロデュースを行う。2017年に同じく国内のアパレルメーカーに転職。アウトドアブランドなどの企画に携わる。アパレル業界を6年程経験したのち、人材採用プラットフォームを開発するベンチャー企業に入社。その後外資系大手SaaS企業に入社し、インフラ、メディア領域を担当。2023年にSCOグループに入社し、カスタマーサクセス部の部長として顧客価値の創出に取り組んでいる。
「好きなことでご飯を食べていく」との思いで飛び込んだアパレル業界での経験
前職では大手外資系SaaS企業にて勤務し、現在はSaaSプロダクトのカスタマーサクセス部部長という役職をいただいていますが、私はキャリアの半分近くをアパレル業界で過ごしました。SaaSと全く関係ない業界ですね。大学時代を振り返ってもITとは縁もなく、何の目標もなく、アルバイトをするか、タバコも吸わないのに大学の喫煙所にいるような学生でした(笑)。アルバイト代はすべて趣味に使い、「好きなことでご飯を食べていくんだ」という強い気持ちを持って当時はアパレル業界に飛び込みました。
新卒から2社のアパレル企業を経験し、主にMD(マーチャンダイザー)という商品の企画から開発、販売計画、予算管理などを総合的にプロデュースするポジションを担当していました。自分の担当した商品が店頭に並び、お客さまに手に取ってもらえるのは非常にやりがいがあり、楽しい仕事でした。しかし、仕事の限界を感じる大きな転機となる出来事がありました。それがコロナです。外出が制限され、人が店に来ない、貿易も止まり、製品も思うように作れない、売りに行くこともできない状態になり、新製品の企画もできなくなりました。その時、有形商材の厳しさを強く感じたのです。当時私も30歳に差し掛かる年齢で、未経験で転職するなら今がギリギリのタイミングかもしれないと思い、業界を離れることを決意しました。
売って終わりではなく、売ってからが始まりという考え方
次の転職では無形商材を扱いたいと思っていましたが、簡単ではありませんでした。SaaSという言葉が出回り関連企業も増えてきたことから、狙いを絞っていたのですが、経験も知識もないため、面接にたどり着けることはほとんどありませんでした。20社に応募しても面接してくれたのは1社か2社でした。このまま何も変えられないのかと思っていたところ、前職の同期が勤めていた企業で人材を求めていると聞き、運良く入社することができました。
SaaSとして人材採用プラットフォームを開発するベンチャー企業で、インサイドセールスを担当しました。アポイントメント取得〜クロージングまで対応し、100件以上電話をし3商談/4アポイントメント取得が1日のKPIでした。かなり試行錯誤しましたが、それなりの成果も出すことができ、マネジメント職も経験させていただきました。売れば売るほど自分の評価にもつながり、「これはいいな」と思っていましたが、導入したお客さまの声を見ていて感じることがありました。売って終わりではなく、売ってからが始まりで、使い続けてもらい、真の価値を感じてもらうことが大事だということです。この会社ではCS(カスタマーサクセス)という考え方がほとんどなく、売りっぱなしで顧客のフォローが十分にできていなかったため、クレームも多く寄せられていました。私の仕事は「売ること」でしたが、「この仕事は誰から感謝されているのだろう」という考えが頭をよぎり、次の会社を探し始めることになりました。
その後、タイミングや運もあり、外資系大手SaaS企業に入社。そこで、SaaSとは何か、顧客とどう向き合うべきかを徹底的に叩き込まれました。エンタープライズ企業さまと向き合うということ、大きな組織にどう価値を波及させていくかということを常に考えていました。確立され成熟した企業で、待遇も良く、働く環境も、互いに高めあうメンバーもいてとても密な時間でした。しかしながら、もっとチャレンジしてみたいという気持ちが湧いてきました。自身のキャリアがイメージできなくなってしまったのです。そんな時に出会ったのが、SCOグループ(当時はスマートチェックアウト)の社長、玉井さんでした。
自分のエネルギーがあるうちはチャレンジがしたい
初めて玉井さんに会った時、非常に面白いと感じました。玉井さんが目指している世界観や業界を変えようという強い思いが伝わってきたのです。ビジネスライクな思考ではなく、感情的な部分、魂というべきものがありました。正直、玉井さんとその時に何を話したのかはほとんど覚えていませんが、その場で「行きます」と言っていました。(笑)
SCOに入社して一年が経ちましたが、会社としては、前職と比べると整っていないところや、これから作り上げていかなければならない部分が多々あります。しかし、会社を自分たちで大きくし、作り上げていけるのもSCOの楽しいところです。現在、カスタマーサクセス部を担当しておりますが、SaaS事業には非常に重要な要素だと思っています。サービス利用いただいている歯科医院さまにどう価値を感じてもらうかをテーマに、社内の体制作りや意識の改善、多くのリソースがない中で何ができるかを考えることは大変ですが、非常にやりがいを感じています。私は、人生において楽をしようと思えばいつでもできると考えています。安定した会社に行くとか、仕事を選ぶとか。全くの畑違いからどの会社にも行けず辛い経験をしたからこその考えだと思っています。常に自身の価値を高め、難しいことや大変なことでもできる限りチャレンジしていきたいと思っています。