物流の教科書トライアル ~倉庫マネージャー匠の技 編~
物流の教科書を書いています。(on my own)
ちゃんとしたモノを作る前に、小出しにして反響を探れたらなと。本丸の教科書レベルを出す前のトライアルとして、僕が倉庫マネージャーになって1年未満の時に学んだノウハウをまとめた旧版を一部改変して掲載いたします。(意図せぬ拡散防止のため有料noteとさせていただきます)
実際の主戦場の倉庫では、それこそ入職(現場)一日で即その現場の業務フローをまとめたりして、それをもって即座にオペレーションを理解し改善活動につなげて信頼を得たりしています。
職種柄という訳でもないのですが、ISO9001の管理責任者をやっていた頃から、もうずっと業務マニュアルやフローチャート、オペレーションマニュアル等、さまざまなマニュアルめいたモノを書きなぐってきました。 半分趣味化して、どこの会社でもちゃっちゃと作成しており、特に倉庫関連だとこの手のスキルがない人も多く、これが原因で業務の標準化やオペレーターの育成がコントロールできない(スキルがばらつく)ので、個人的には自分が育成したいように誰もが均一に教えられる育成マニュアルを主に作っています。
目次
物流のプロの倉庫MGR エリア制 情報と段取り 効率化の実現 正確性の維持 出来高で払う 設備の利用 情報システムの活用
以下本編(スライド全18枚 +補足文 )
主に「倉庫」という職場で、管理者たる社員(=倉庫マネージャー)が、何を求められるかをまとめています。(管理者のトップを「センター長」と呼ぶことが増えてきました。ここでいう「倉庫マネージャー」は管理者としての正社員のイメージです)
倉庫という場所は、原則 物量(出荷量・受注量等) を÷ことの、生産性or効率xスペース(広さ)x人数x時間 (人数×時間=人時が一般的で、ITの「人月」や一般的な「工数」に相当します)で全てが決まります。
従って、生産性を上げれば仕事はどんどん捌けるので作業工程の改善や、作業者の教育が重要になりますし、単純に早番遅番を作って稼働時間を延長したり、たくさん人を集めたり、広い場所を使えば必然的に物量を捌けるようになります。そしてこの原則を理解した上で倉庫を運営(マネジメント)します。
ここから先は
¥ 100
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?