最後はなぜかうまくいく
人生にはいろいろな考え方とアプローチがあるけれど、その中でも最も役に立つのは『最後はなぜかうまくいく』というもの。これにはいろいろな意味や価値観、力、そして哲学が含まれている。
あーっもううダメだ、と思った次の拍子に「いや、最後はきっとうまくいく。何をどうすれば、何がどうなればいいのか今のところわからないけれど、それでもきっとうまくいく」という考えがスパークの様にキラリと光るのが見えたらもうこっちのもの。必ずうまくいく。
なんでそんなことが言えるのかというと、それは自らの経験に基づいている。そして小さな経験の積み重ねが、より揺るぎない確信へと導いてくれる。一度試してみられたい。
これはポジティブ思考などという表面的なものではない。もっとずっしりと重い、船が海底に降ろすイカリの様なもの。何があっても死守する姿勢である。
そしてこの考え方でうまく行った時は「ほらね、やっぱり」と補強してあげよう。反対に、もしうまくいかないことがあっても、「いやこれは近視眼的には悪く見えても、長いスパンではきっと大きなコヤシになるのだ」、と考える。考えるだけでなく、ジャーナルに書き留めていくともっとよい。
何年か経って読み返した時に、「おお、やっぱりあの時の苦い経験が今役に立ってるじゃないか」と思える時が来る。それは「やっぱりうまくいく」という見方を補強してくれる。
何か事をなそうするときに、もう後ちょっと、というところで諦めてしまう人が多くいる。これは本当に惜しいことだ。そんな時にこの呪文(もはや呪文だ)があればモーメンタムがつく。もうダメだと思っても起き上がることができる。
これは小さな体験を積み重ねていくしかない。一つ一つの体験が真珠の粒となって輝く光の数珠となる。その光が遠くに見えてくると、これまたさらにうまくいく力に勢いがかかる。一つのことが願ったようにいかなくても、別のところから思わずひょっこり助け舟が現れたりする。
本当にそれは驚くほどシンプルなものだ。
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