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成功からリタイヤする : その後の人生


お金と地位を積み上げたプロフェッショナルの中には、終わりのないストラグルを終え、キャリアの達成よりも家族、健康、情熱的なプロジェクトを優先する「ポスト・アチーブメント」と呼ばれるライフスタイルを受け入れている人がいる。そう言うのはウォールストリートジャーナル紙のコラムニスト、カルーム・ボーシャーだ。

これらの成功した人々は言う。「また昇進か?サーフィンで忙しいんだ」。
昇給や昇進に感覚が麻痺し、もっと別の種類の成功を追い求める人たちはプロフェッショナルとして成功を超越した「その後の人生」を謳歌する。

業績達成後のプロフェッショナルは、たとえ経済的に一生安泰であったとしても、必ずしも引退したわけではない。ポッドキャスティング発信や瞑想、サーフィンやマウンテン・クライミングなど、より有意義なことに時間を割くために、勤務時間や責任の少ない職務に移行する人も多い。

ある一人のプロフェッショナルは、手に入るお金や称賛をすべて手に入れるのではなく、日本円にして約1億円の年収を得る24時間体制の仕事を辞めた。彼はもっと出世できたかもしれないのに、自分の意思で辞めたのだ。

「それが私の自尊心を刺激しないと言ったら嘘になる」と彼は言う。チーフ・マーケティング・オフィサーの職を辞し、ロッククライミングをするためにコロラド州ボルダーに引っ越した。ほとんどの人が夢見るような方法で会社のはしごを飛び降りたのだ。

また他の一人はブロードキャスティングの重要ポストを辞し、毎日サーフィンやヨット遊びができるコスタリカのリゾートに引越した。将来同じ仕事で得られるであろう10億以上の利益を放棄したと見積もられているが、本人はもう1円も稼ぐ必要はないと言っている。

ある重役会議でのこと、彼は部屋を見渡し、不満そうな高給取りの同僚たちを見てこう思った『 喜びを感じないのなら、粉骨砕身することに何の意味があるのだろう?』。

たとえ何億というお金をもっていなくても、好きなことをして生きていくことはできる。特に日本でなら飢え死にすることは、まず、ない。先の見える退屈なレールを飛び降りて、本当にしたいことをして生きることについて、人はもっと真剣に考えてみるべきだろう。必ず道はある。





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