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一人で生きることに至った過程2

こんばんわ。続き

10代後半からDINKSの生き方に出会う。叔母夫婦がそうだったから、わたしもそんな生き方、パートナーと仲睦まじく2人きりでいいかもという考えを持つ。なんというか、わたしとあなたで自分の自己処理能力がいっぱいなんだと思っている。だから大家族で生活している人たちは本当に尊敬する。自分ができないので。ただ、そうはいっても親の手前孫を抱かせてあげたいなとも思っていた。

実家に帰ってきてから、最初はうまくやっていた。帰宅したら温かいご飯があり、洗濯はしてくれ、いたれりつくせりだった。ありがとう母。あたりまえのことだが前の生活ペースと違うなぁ、一人の時間がほしいなぁと思うことが徐々に増えてくる。家族との雑談が楽しいもののはずなのに無駄に思うことが増えてきた。この話意味があるのだろうか?とか。あと、一人暮らしの時は自分のペースで家事を完遂するってことがやりがいだった感はある。(ただし毎日は無理というわがままさ)このころ休みがあまりなく、休みの日も会社から電話がかかってくることがあり、ますます人と話すことが嫌になってきた。し、口角がひきつるようなことがあった。普段あまり表情筋を動かしていない人がずっと笑顔を貼り付けていたたらそりゃ口角も疲れるよね。徐々に人と話すのがめんどくさくなってくる。色々限界で転職する。人に関わる仕事から内勤へ、職種が大きく変わる。

同棲生活

そんな折、彼とはまだ順調で、徐々に新しい職場にも慣れてきた。彼が一人暮らしを始めたのでそこに入り浸るようになる。しかし、実家も楽だし、彼とも一緒に居たいし二律背反。買い物グセも落ち着いてきてこんどはネットサーフィンの時間が携帯ゲームの時間にすり替わる。魔法使いと黒猫のウィズにハマる。2年ぐらいそんな生活をする。そんな中彼の家と実家の往復が面倒になってきて(車で30分の距離)彼と同棲することにした。この頃家族とは携帯ゲームに集中しすぎてあまり話してないような気がする。構われることが苦痛だったしゲームをしたかった。少し広い賃貸アパートに彼と移り住む。このまま流れに任せて結婚するんだろうなと思っていたけど、実際に生活してみてこんなにも自分の時間が削られるのか、家庭を回すのがこんなに大変だったのかと挫折をする。遊びに行っていた頃はついで〜とか毎日ではなかったのでこなせたんだと思う。仕事に慣れて落ち着いていたのでそこまでテンパることはなかったが、それでも結婚して出産したらこれプラス育児かぁと想像し逃げに走る。さらにゲームに現実逃避。毎日っていうのがだめだったのかなぁ。一人暮らしの経験はあるけど一人の食事と、誰かのための食事にこんなに気を使うとは思わなかったし、購入した食材が地味に重いしこれが毎日。色々工夫したら良かったんだろうけど。DINKSに関して彼の反応はそんなに芳しくなかった。最初の方は授かりものだし、どっちでもいいよというスタンスだったが歳を重ねていくうちにそろそろ子供もほしい、と主張。結局わたしは自分の自由な時間をとり、別れることにした。このへんのことはまた書きたい。別れる最後の方は暗黒期だったなぁ。彼は直近1年ぐらいずっとイライラしていたし、会社でうまくいってなかったらしい。もっと聞いてあげたらよかったのかなぁ。まぁ別れたことに関しては後悔していない。あのままなし崩しに結婚しても両方ダメになっていた気がする。今が楽なので。

一人暮らし

大きな決断だったと思う。子供の頃から漠然と将来は結婚して子供を育てるという考えのもと生きてきた女が正反対の生き方、一生一人かもしれないと考え直したこと。当時は不安で仕方がなかったし、八方塞がりだったなぁ。実家とは表面上は仲良しだったけど表面下ではこじれていた。もう理解してもらえないと思っていたし。結局人は分かり合えない、自分の理解者はいない、最終的には自分でなんとかしないとって考えていた時期だったと思う。転職して給料がまぁまぁ下がっていたので新卒の時の二の舞になるかもという不安もあった。でもやるしかない、実家に帰ろうとはあまり思わなかった。ただあの頃違ったのは基本的に車移動であること(電車が苦手だったので私的にはよかった)、仕事がそこまで忙しくなくある程度予測できること。自分の時間が作れること。前の職場では常に走り回って、帰宅時間も不明、体力が大幅に削られるようなものだったから。アパートの契約と家電の買い足しで貯蓄が半分になった。お金が目に見えてなくなると絶望するんだと思い知った。老後のことと生涯賃金を計算して絶望した。タイムリーに老後3000万円不足するというニュースが賑わっていた時期だったような気がする。そういえば新卒のときも思ったかもしれない。あの頃は外食もプラスされていたので貯金なんてできなかったなぁ。お金を使うことしか考えてなかったし。

なんやかんや自分の決断には(自分で決断したからなんだろうけど)概ね満足している。過去があって今のわたしがいる。今楽に生きていられる、満足しているからそういうこと。

そしてまた転機がきた。今度はどう動こうか。整理したくてはじめたnoteである。

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