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ヨーロッパ文化教養講座(「DOCあすへのカルテ」S1 E4)

2022/11/07
「DOCあすへのカルテ」第4回を観た。TVでは、既に第5回が終わっているが、1週間遅れてゆっくり録画で観賞している。

今回の話の流れは、
1.患者が内科病棟に運ばれ最初は原因不明だが、最終的に原因が判明するパターンについて

1)患者は、主人公アンドレア・ファンティの記憶喪失前の恋人、ジュリア・ジョルダーノの弟
姉、弟間でなんらかの確執がある。
2)病名は、多発性硬化症。WEB検索すると、厚生労働省の指定難病13に分類されている、難病。
症状は、視力障害、複視、小脳失調、四肢の麻痺(単麻痺、対麻痺、片麻痺)、感覚障害、膀胱直腸障害、歩行障害、有痛性強直性痙攣等
となっているので、診断が難しいのが良くわかった。白人に多い病気と書いてあるので、イタリアでは多いのかも知れない。
3)原因が判明したのは、今回は、アンドレア・ファンティの直接的な診断(無意識的に身についている知識)ではなく、アンドレア・ファンティがジュリア・ジョルダーノの弟と信頼関係を築いて検査を受けてもらうことができたという間接的な役割。

#ジュリア・ジョルダーノが多発性硬化症であることを知って、病院のテラスで涙するが、マスカラが涙で溶けて美人が台無しになっている。これも、非常に効果的な演出だと思った。

2.アンドレア・ファンティに少しずつ記憶が戻ってくることに関して。

1)今回は、10年前やっと休みが取れた、アンドレア・ファンティが、娘、息子をパリのディズニーランドへ連れて行く途中で、息子が急死する場面を思い出す。
離陸した空港(舞台がミラノなので、ミラノの空港だと思うが、パリ行きはEU内で国内線扱いのはずだから、ミラノのどの空港かはわからなかった)で、長男が吐いたのに、アンドレア・ファンティは単なる車酔いだと思い、パリへ飛んだ。パリの空港からタクシーを拾ったが、タクシー内で、長男の容態が急変し、亡くなってしまう。アンドレア・ファンティは、大変なショックを受けた。
2)自分のメールがアーカイブされているPCにログインできない。パスワードのヒントは、「Una cosa buona che fa male」(良いものだが体に悪いもの->例 ジャンクフード)であった。
回答は、empatia (共感)であった。医者として、患者に共感することが、必ずしも患者にとって良いことではないという意味か?
そして、自分のメールを見て、絶望し、元妻の院長、アニェーゼ・ティベリへ病院を辞めることを告げる。

#パリのディズニーランドへ行くと原語ではしゃべっているのに、字幕では、「パリの遊園地」となっていた。パリのディズニーランドではNHK的には問題なのだろうか?
ところで、小生は、1979年にフロリダのディズニーワールドに行ったが、その広大さだけをハッキリ覚えている。ちょっと調べてみると、
東京ディズニーランド+ディズニーシーが、100万㎡
パリのディズニーランドが、1942.5万㎡ (東京の19倍)
フロリダのディズニーワールドが、11,000万㎡(東京の110倍 山手線の2倍だそうだ)

3.アンドレア・ファンティ、ジュリア・ジョルダーノ、アニェーゼ・ティベリの三角関係以外の話題

1)アンドレア・ファンティの記憶喪失後に内科医長となった、マルコ・サルドーニ(アンドレア襲撃事件の原因となった医療過誤を起こした人物)とその妻(最終場面で病院と取引のある、製薬会社のお偉いさんだとわかった)が何かよからぬ事を企んでいる。

2)内科の医師の顔がかなり区別できるようになってきた。(外国のドラマは、登場人物の顔を判別するのが一苦労する。)

・主人公 アンドレア・ファンティ 内科医長->今は、単なるスタッフ
・マルコ・サルドーニ 今の内科医長
・ジュリア・ジョルダーノ 女性内科医 記憶喪失前のアンドレア・ファンティの恋人
・ロレンツォ・ラッザリーニ ジュリア・ジョルダーノに気がある、内科医
・ガブリエル・キダーネ エチオピア出身の若い男性医師
・エリーザ・ルッソ 若い女性医師 ガブリエルと交際しているが、ガブリエルは、国へ帰って周りが決めた人と結婚すると言っているのでショックを受けている。
・アルバ・パトリツィ 女性の研修医 アンドレア・ファンティの記憶喪失目に相当厳しく指導されたようで、わだかまりが溶けない。
・リッカルド・ボンヴェーニャ 男性の研修医 明るくて好人物 坊ちゃん?



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