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ヨーロッパ文化教養講座(エンター・ザ・ミュージック 矢口里菜子×ショスタコーヴィチ「チェロ協奏曲第1番」)

2024/04/23
藤岡幸夫マエストロがプロデューサーをしている、The 4 Players Tokyo のチェロ奏者、矢口里菜子さんが登場。

本業?の山形交響楽団の定期演奏会のショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第1番を紹介。
この定期演奏会は、ちょうど1年前の2023年4月15日、16日に山形テルサホールで行われたコンサートで、山形交響楽団のホームページによると、下記の内容。

2023年4月15日・16 日
山形テルサホール
1)尾高 惇忠:音の旅 (オーケストラ版/抜粋)
2)ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番 作品107
3)チャイコフスキー:交響曲第4番 へ短調 作品36
山形交響楽団
広上淳一 指揮/矢口里菜子 チェロ

写真の「文翔館(旧山形県庁舎・議場ホール)」で行われている山形交響楽団のリハーサルの様子が放送された。
リハーサルが終わった後も、首席ホルン奏者が、ソリストの矢口さんに、おさらいを頼んで練習を続けているのが印象的なシーンだった。

広上マエストロは、この曲は「暗い」と言っていたように、ショスタコーヴィチの曲はどれも暗くてあまり好みではないが、この協奏曲は、チェロの超絶技巧が楽しめる見応えのある作品だと思った。

矢口さんは、4月15日、16日共に、後半のチャイコフスキー4番でも、首席チェロ奏者として、オケに参加していた。若いとはいえ、相当お疲れになったと思う。

山形市は、山形県の県庁所在地とはいっても、人口は二十数万人。
この都市にプロオケがあるというのは、素晴らしいことだと思う。

公益社団法人日本オーケストラ連盟の2020年度(コロナ渦の真っ只中)の経常収支報告を見つけた。プロオケと言われる、正会員は、25団体ある。

山形交響楽団は、1972年設立で、楽員数は49人、事務局が12人。
演奏収入が、3.1億円。民間のスポンサーから2700万円。地方自治体から9800万円 など、総収入が、6.4億円

1番収入の多いN響を見てみると、1926年創立、楽員数が108人、事務局が31人。
演奏収入は、3.6億円。民間のスポンサー2.3億円。助成団体17億円。
など総収入は、25億円強。

1番収入が少ない東京ニューシティフィル(現 パシフィックフィルハーモニア東京)は、1990年創立、楽員数は42人、事務局は11人。
演奏収入が、1.1億円。
総収入は、1.6億円

同じプロオケでも、財政規模は大きく異なり、特に収入の少ないオケは、特徴を出していかないと存続が厳しいのかも知れないと思った。

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