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ヨーロッパ文化教養講座(クラシック倶楽部「鈴木秀美と仲間たち〜インフルエンサー・コレッリ〜」鑑賞記)

2024/04/04
オーケストラ・リベラ・クラシカの創設者鈴木秀美さんが、仲間を集めてイタリア・バロック音楽の巨匠コレッリとその影響を受けた名高い作曲家の作品を取り上げた、大変興味深いプログラム。

収録日:2024年2月9日
ホール:かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール
演奏者:
鈴木秀美(チェロ) 
若松夏美 荒木優子(バイオリン) 
上尾直毅(チェンバロ) 

曲目:
1)トリオ・ソナタ ト短調 作品3第11 コレッリ(1653-1713)
2)コレッリ風トリオ・ソナタ 第3番 ロ短調TWV42:h3 テレマン(1681-1767)
3)トリオ・ソナタ ト長調 作品5第4 HWV399 ヘンデル (1685-1759)
4)コレッリ賛歌 クープラン(1668-1773)
5)トリオ・ソナタ ト長調 作品2第12 コレッリ

コメントと感想:
1.学生時代にNHKFMの「バロック音楽のたのしみ(皆川達夫先生)」を良く聴いていたので、コレッリ、テレマン、ヘンデル、クープランという作曲家は名前だけは知っていた。

2.2022年末に庄司紗矢香さんのサントリーホールでのガット弦のヴァイオリン+フォルテピアノでのコンサートを聴いて、古楽器の音に興味を持つようになった。
それ以降、機会があれば、古楽器の演奏を聴くようになった。

3.鈴木秀美さんが、この演奏で使っているチェロは当時の楽器で、弦もガット弦、弓も当時の「弓形の」弓だとのこと。
ヴァイオリンについては言及が無かったが、音から判断するとやはり、ガット弦だと思われる。(弓は良くわからなかった)

4.コレッリは、WIKIによると、北イタリアのラヴェンナ県で生まれたそうだが、ヴェネツィアのヴィヴァルディ(コレッリより25年後の生まれ)だけでなく、ドイツのテレマン、ドイツからイギリスへ渡ったヘンデル、フランスのクープランも影響を受けたことを、この番組で知った。
バロック音楽の父のような存在だったのだろう。

5.コレッリの影響を受けたとはいっても、この放送で演奏された、テレマン、ヘンデル、クープランの曲は、それぞれ個性があり興味深かった。
小生としては、ヘンデルの曲が1番好みだった。


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