ヨーロッパ文化教養講座(2024年12月21日 トリオコンサート@宝山ホール)
2024/12/26
今年最後のコンサートは、地元のホールで、実力派若手トリオのフランス物だった。
日時:2024年12月21日(土) 開場:13時15分 開演:14時
会場:宝山ホール
出演:
成田達輝(ヴァイオリン) 1992年生
岡本侑也(チェロ) 1994年生
阪田知樹(ピアノ) 1993年生
プログラム:
G. フォーレ
1)2つのメロディー/阪田知樹編(ピアノ)
2)夢のあとに Op.7-1 (ヴァイオリン・ピアノ)
3)エレジー ハ短調 Op.24(チェロ・ピアノ)
4)ピアノトリオ ニ短調 Op.120 (トリオ)
休憩20分
5)M.ラヴェル:ピアノトリオ イ短調(トリオ)
アンコール:
6)G. フォーレ/H. ビュッセル編曲 ラシーヌによる賛歌 Op.11
7) M.ラヴェル:ピアノトリオ イ短調より 第二楽章
コメントと感想:
1.最初に阪田知樹君がマイクを持って登場。
鹿児島は、生まれて初めて来たこと。前夜は、黒豚しゃぶしゃぶ、とんかつを堪能したとのこと。
フォーレが没後100年なので、今年はフォーレの曲が取り上げられたこと、
などを話し、自らが編曲した、1)を演奏。
2.続いて、成田達輝君が登場。2)が歌曲の編曲ということで、出だしを抜群のフランス語発音(歌唱力はまあまあ)で披露した後、ヴァイオリン演奏。そういえば、妻のピアニスト萩原麻未さんとは、パリで知り合ったことを思い出した。
成田君は、鹿児島はキリシマ音楽祭を含め、10回くらい来ているとのこと。
3.続いて、岡本侑也君がチェロを抱えて登場。岡本君も、キリシマ音楽祭に17歳のときに来たので、鹿児島は、13年ぶりとのこと。
3)を演奏。
4.4)は、トリオの演奏だが、成田君が、この曲の良さを熱心に伝えるとき阪田君と岡本君が「話が長くなるぞ」という表情をしたのが、笑えた。
初めて聞いた曲だが、フォーレ最晩年の静謐な作品で音が少なく、3人は、凄く集中していた。
5.休憩後、5)の演奏は、前半で喋りすぎて時間が押したのか、説明無しで始まり、約30分のラヴェルの曲はあっという間に終わった。
6.6)7)と2曲アンコールを聞いて、今年のコンサートを締めくくって頂いた。
7.名手三人で演奏には満足したが、観客が20%程度しかいなくて、申し訳ない気持ちになった。
鹿児島の美味しい食事と温泉でも楽しんで、また、鹿児島に来てもらえると嬉しい。