ヨーロッパ文化教養講座(世界ふれあい街歩き 時をつなぐ天空の街「オルヴィエート」)
2023/04/29
2021年12月放送の「オルヴィエート」の再放送を見た。
ナレーションは、「永作博美」。
名優はしゃべりだけでも上手いなと、あらためて思った。
撮影は、ホームページによると、2021年10月となっているから、コロナ感染者の何回目かの波のが収まった期間だと思う。
この時期は、イタリアでも、ほとんどの人がマスクをしている。
何十年か経って再放送すると、「ああ、そういうことがあったな」と思うかもしれない。
オルヴィエートは、ローマとフィレンツェの間くらいにあって、急行も停まる駅前から、ケーブルカーで一気に旧市街にたどり着けるので、観光客も行きやすいスポット。
小生は、2003年の団体旅行のとき、移動のバスに乗らず荷物だけ運んでもらい、鉄道を使って立ち寄った。
#写真はそのときに取ったもの。夕方近かったが青い空が美しい。
時間もあまり無かったので、ケーブルカーに乗って、ドゥオーモ広場まで行き、ドゥオーモの写真を取って直ぐに戻ってきた記憶しかない。
ドゥオーモは、建物は立派だが、広場が狭く、町の大きさに不釣り合いに感じた。放送で、当時のローマ法王の隠れ家(避難場所)だったということを知り、なるほど建築資金はそこから出たのかと納得した。
街並みは、シエナと似ていて、放送でも地区対抗の何かの競技のために、旗振りの練習をしているシーンが出てきたのも、シエナのコントラーダ対抗競馬と似ている。
考えてみれば、インタビューは、主に現地に長年住んでいる人にするわけなので、地元のことが好きな人に地元のことを聞いても、良いところしか聞けないのは、紀行番組のあるあるだと思う。
オルヴィエートは、エトルリア人が作った町だということは、聞いていたが、地下にあれだけの空間があるというのはビックリした。
もし、再度行く機会があれば、巨大井戸の中を覗いてみたいと思った。