ヨーロッパ文化教養講座(1991年フィンランド映画「コントラクト・キラー」アキ・カウリスマキ監督)
2024/09/12
ロンドンの水道局で働く、主人公レオ(演 ジャン=ピエール・レオ)がリストラ(フランス人だったため)され、自殺しようとしたができず、殺し屋(コントラクトキラー 演ケネス・コリー)を雇って、自分を殺させようとする。
しかし、花売りの女性(演 マージ・クラーク)と、(おきまりの)お互い一目惚れして、(おきまりの)お酒の味も覚えて、人生の楽しみを見つけ、殺しの依頼をキャンセルしようとする。
しかし、請負人の事務所が移動してキャンセルできず、殺し屋から逃げ回るという、コメディ。
コメディだが、主人公は、(おきまりの)無表情でぶっきらぼうなので、かえって何か面白みがある。
殺し屋も不治の病を持ち、妻と別れ、娘がいる人間的な事情が描かれ、ここにも監督の優しさがにじみ出ている。
最後は、(おきまりの)ハッピー・エンドで、またまた癒やされた。