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ヨーロッパ文化教養講座(クラシックTV「熱狂!ヴィルトゥオーゾの世界」
2023/11/30
勤労感謝の日のクラシックTVは、神尾真由子さん、阪田和樹さんが登場し、超絶技巧のヴァイオリンとピアノを聴かせてくれた。
ゲストは、中川晃教さん(シンガーソングライター+俳優 知らなかったが、NHKには時々出ているらしい)。
「ヴィルトゥオーゾ」とは演奏家たちをたたえる言葉。しかし、演奏の技術だけでは決して「ヴィルトゥオーゾ」にはたどり着くことが出来ません。悪魔的といわれたバイオリニスト・パガニーニの超絶テクニックやプロデュース力。19世紀のパリを熱狂させたピアノの魔術師リストとその最大のライバル・タールベルクのピアノ対決など、クラシックの歴史に燦然と輝く「ヴィルトゥオーゾ」たちを、エピソ ードや演奏テクニックからひもときます。
ゲストはシンガーソングライター・俳優の中川晃教さん。そしてバイオリニストの神尾真由子さん、ピアニストの阪田知樹さんがパガニーニやタールベルクといった、ヴィルトゥオーゾたちの魅力を実演・解説します。ハイフェッツやホロヴィッツ、ロストロポーヴィチなど、映像が残るヴィルトゥオーゾたちの姿も必見です。
【司会】
清塚信也(ピアニスト)
鈴木愛理(歌手・モデル)
【ゲスト】
中川晃教(シンガーソングライター・俳優)
神尾真由子(バイオリニスト)
阪田知樹(ピアニスト)
【演奏曲目】
〇 パガニーニ作曲 「24のカプリス」第24番から
演奏:神尾真由子(バイオリン)
〇タールベルク作曲 「埴生の宿」イングランド民謡による変奏曲から
演奏:阪田知樹(ピアノ)
〇サラサーテ作曲 「サパテアード」から
演奏:神尾真由子(バイオリン)、清塚信也(ピアノ)
コメントと感想:
1.ヴィルトゥオーソ(virtuoso)は、男性形単数なので本来的は、1人の男性を表現する言葉だと思われる。
2.番組は、ヴィルトゥオーソの例として、パガニーニ、リスト、タールベルク、ホロヴィッツ、ハイフェッツ、ロストロポーヴィチが紹介されていた。
3.エンター・ザ・ミュージックでおなじみの神尾真由子さんが、お得意のパガニーニのカプリス24番の超絶技巧のヴァイオリンを披露してくれた。
4.タールベルク(上の画像)は初めて聞いた名前だった。今はほとんど演奏されないようだ。阪田和樹さんが、「3本の手」という作品を紹介した。超絶技巧というだけでは歴史には残らないのだなと思った。
5.紹介はされなかったが、フルートのジャン・ピエール・ランパルもヴィルトゥオーソだと思う。
また、11月25日のベルリンフィルの演奏を聴くと、オケ全体が、ヴィルトゥオーソの集まりではないかと思った。