ヨーロッパ文化教養講座(藤田真央のモーツァルト・ピアノ・ソナタ全集 鑑賞記-4 K.282)
2023/03/04
第4番 変ホ長調 K.282 (デュリニッツ・ソナタ集の4曲目)
作曲は、1775年(19歳)ミュンヘン
第1楽章 アダージョ 4/4 変ホ長調 ソナタ形式(再現部を持たない)
第2楽章 メニュエット 3/4 変ロ長調および変ホ長調 複合三部形式
第3楽章 アレグロ 2/4 変ホ長調 ソナタ形式
演奏時間:
① 真央君 2021年(23才)
I 4:24 II 3:57 III 2:20
② 内田光子 1984年(36才)未入手
③ ブレンデル 1991年(60才)
I 7:09 II 4:26 III 3:10
④ ブレンデル 2004年(73才)
I 5:35 II 4:32 III 3:13
⑤ Klara Wurtz 1998年(33才)
I 7:00 II 4:05 III 3:03
注:Klara Wurtz 版は、Mozart Complete CD82
1. アダージョで始まるのは、この曲とK.331(トルコ行進曲)の2曲だけとのこと。また、この2曲のみがメニュエット楽章を持つそうだ。
2.真央君「ゆっくりとしたテンポで始まる曲ですので、まだ指が十分に温まっていないとき、リサイタルの最初に弾くことが多いですね。メヌエットが真ん中に挟まれています。」
感想:
1. この曲に関しては、ブレンデル2004年に一票
出だしのアダージョのテンポも好きだし、スタッカートの効果的な使い方も好ましい。
真央君は端正だが、ちょっと淡泊かなと思った。