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エンジニアから理科の先生に ②教員免許はどうする

こんにちは。「エンジニアから理科の先生に」第2回です。
 第1回の後半で少し書いた、教員免許取得のために通信大学に入学するまでの詳細です。


教員免許はもっていなかった

 よく、転職して教員になったという話をすると、「教員免許もってたんだね」と言われます。いいえ、持っていませんでした。大学生のころは教員になろうなんてこれっぽっちも思っていなかったのです。むしろ先生は苦手な人種ですらありました…。教員になろうと思ったとき、あ~取っておけば良かったと一瞬だけ思いましたが、使うかどうかも分からない免許を、忙しい現場の先生の手を煩わせて取るほどではないし、大学時代、他にやりたいことあるならそちらを優先すればヨシ、というのが現時点での持論(賛否あると思いますが)です。免許は何とかなります。必要なのは、本当になりたいと思う気持ちと、教員であり続けること(最近はこちらの方が難しいと思うように)。

理科の教員免許は通信制が少ない

 さて、教員免許どうやってとろう。調べてみると、中高理科の教員免許(中学校教諭1種・2種、高等学校教諭1種)を通学制ではなく取れる大学は、10年前は日本でただ一つ(2024年時点では増えたのかしら)、東京都日野にある明星大学通信教育学部のみでした。
 理科は実験という実技がありますのでなかなかリモートでは厳しい面があったのでしょう。
 そんな中での奇跡の出会い、通信制ありがたや。
 ここで誤解のないように正確にお伝えしておきます。通信制とはいえ、何日間か、あるいは何週間かテストのため、対面でのスクーリング出席のため、大学へリアルで赴くことは必要でした。

見切り発車

 通信制が見つかっても、入学するかどうか、ワーキングマザーに二の足を踏ませた最大の関門はアレです。介護実習1週間(確か)と、教育実習2週間!これを現地でリアルでやらねば免許はもらえません。 
 数日のテストやスクーリングくらいは何とかなっても、こんなに長期間、可能なのか。
 子どもたちは誰に預ける?長男5歳、次男2歳。会社にはなんていう?2週間も休み取れないだろう、、、うーんどうしよう、不安は尽きない。
 しかし始める前から悩んでも仕方ない、子どもたちは夫と母を駆使して(ごめん)何とかする、休暇は、、えーぃどうにかなるだろ、まだ先の事だ、えーい入学してしまえ~。

2013年 無事に入学

 というわけで、割とあっさり入学しました。当時35歳。夫は初めは半信半疑。え~本当に先生になるの~と言われました。でも反対はしないでくれたのでとても感謝しているしいまの私があります。
 大学院まで卒業していたので、使いまわせる単位もあり、明星大学通信学部「正科・課程履修生 教科専門コース(理科)」に入学いたしました。最短2年で免許取得です。
 理科(音楽・美術)は入学選考試験がありました。実技が必要な教科だからでしょうか。
 免許取得までには、次回③で書く大量のレポートRの他、テストT、スクーリングSをすべてこなすことが必要です。若さゆえの自信で何とかなると始まった3足のわらじ生活。
大量のレポートに苦しみ、モチベーションダウンも途中アリ、結局2年ではとれず、マル3年かかることになるとは、このときはつゆ知らず・・・。

 次回は、大量のレポート課題に苦しむ、、について書く予定です。今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。


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