研究主任と生徒指導主事は矛と盾
私の今年度校務分掌は、生徒指導主事・教育相談主任です。
本校では、生徒指導主事が教育相談主任も兼任することで、生徒指導と教育相談を車の両輪のように機能させ、「支える」生徒指導の一層の推進を図っています。
そこで、(生徒指導提要も12年ぶりに改訂されたため)このGW期間を利用して、生徒指導ついて改めて勉強し直そうと思い、何冊か本を読んでみました。
そのうちの一つが「生徒指導主任365日の仕事大全」(著:丸岡慎弥)です。
ここには、以下のような言葉が述べられていました。
「研究主任と生徒指導主任(主事)は矛と盾」
つまり、
矛・・・研究主任
→様々なことを想像しならが取り組むことで、学校の文化を生み出す。
盾・・・生徒指導主事
→しっかりと学校を守り、縁の下の力持ちになる。
だそうです。
これを読んで真っ先に感じたことは、「管理職や学年主任、生徒会担当(積極的な生徒指導の文脈で)との連携は日頃から意識していましたが、研究主任との連携は意識していなかったなぁ」です。
確かに、生徒指導の基盤をつくるのは何よりも「授業」ですものね。
毎日の授業の中で、子供たちの居場所を作り、自己決定と活躍の場を与え、達成感を感じさせること
このような「分かる授業」の積み重ねこそ、常態的・先行的(プロアクティブ)な生徒指導であり、発達支持的生徒指導の中核ですよね。
早速GW明けにでも、研究主任の先生に積極的な生徒指導の観点から何かできることがないか相談してみようと思いました。
さて、話は変わりますが・・・
皆さんの学校の生徒指導主事の先生は授業をもっていますか?
私は現在、授業を一コマも持っていません。
その分、
パトカーのように、何かあればすぐに駆け付け
消防車のように、事故があればすぐに駆け付け
救急車のように、誰かが怪我をするとすぐに駆け付けるような心構えでいます(笑)
ただ、教科指導が好きで、それを自身の強みとして研究に励んできた分、「やっぱり授業したいなぁ」思うときもあります。
生徒指導の基盤は授業で創られる
そういった考えに立ち返ると、生徒指導主事も(少しでも良いから)授業を持てたら良いのにと思ったりもします。
ただ、学校の実態や規模、生徒指導主事の先生が行政上どのような位置付けで配置されているか(生徒指導加配や生徒支援加配など)にもよると思うので、一概に何が何でも授業を持つべきだとは言えませんよね。
これって、県によっても違うのでしょうか?
皆さんの学校では、生徒指導主事(主任)の先生は授業を持っていますか?
よければ、コメントで教えてください