【なぜ自分の写真を見ると違和感を感じてしまうのか:単純接触効果】
見られる仕事でもない限り、誰でも経験した事があるのではないだろうか?
写真で見た時の“自分の顔が何か別人のように感じる”あの感覚
これは普段、鏡で見る“左右反転している顔に見慣れている”からと言われている
※参考文献
https://psycnet.apa.org/record/1979-31008-001
人の顔は左右が微妙に違う
そのため、“鏡で見る自分”と“写真で見る自分”では認識が変わり、写真で見るだけで違和感を感じてしまうそうだ
こういった事を調べてくれている研究もあり、被験者に
①自分の写真
②(鏡のような)反転した自分の写真
の2種類を見せた
すると多くの被験者が、②の反転した自分の写真に好印象を持ったそうだ
これが上記で説明した理論(過去に記事でも書いた単純接触効果)である
※参考記事
https://note.com/preview/ne8a4ac220975?prev_access_key=a9094ab62ecc63bc4948d003b728cc69
この研究の面白いのが、被験者の友達にも同じ写真を見せたこと
すると、多くの友達は①の写真に好印象を持っていた
この原因として、友達は鏡のように反転した写真には普段見慣れていないため、その差が現れているといわれている
これらから、SNSのプロフィール画像や面接写真など、写真選びで自分と他人で意見が分かれるのも納得がいくが、好印象を与える写真を選ぶ時は、他人に判断してもらうのが良さそうだ
選んでくれる人が居ない場合は、頑張って鏡を見るより写真を見る回数を増やして、単純接触効果のバイアスから逃れるしかないかもしれない
(ただ、ホクロや目の形など、自分の嫌いな点が相手も嫌いとは限らないため個人的には他人に評価してもらった方がいいと思う)
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これで論破されないぞ!!