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【我慢する能力(遺伝)はなぜ自然淘汰で増えなかったのか?】

アンジェラ・ダックワース氏のGRITやスタンフォード大学ビング保育園のマシュマロテストなど、

忍耐強い人は将来「勉強、運動、人間関係、食生活による健康、麻薬やアルコール中毒、収入」で良い結果になる事が明らかになっている

なのになぜ人間はそういった人ばかりにならなかったのか?

※参考文献1


その場の欲求に抗えない理由の一つとして、
昔はその日暮らしが多く「明日死んでしまうかもしれない…」「これを食べないと次いつ食べられるかわからない…」

などの理由があるため、栄養価が充実し過ぎた現代の食生活面ではなんとなく理解ができる
※ウクライナなど戦争中などの場合も、我慢よりその時の欲に向かいやすくなる


ただ、人間関係がヒトの大きな進化に役立っているにも関わらず、「貢献や我慢」などが元々弱いのか不思議に思うかもしれない


その答えの鍵を握るのは
「脳の心理メカニズム」「社会のリスク低下」の成長(適応)スピードの差にあると考えられている

昔は
常に戦争下のような危険と隣り合わせで生活してきた

つまり
信頼と同時に、上記で出てきた「食欲」の為に奪い合いはどうしても避けられなかった

さらには
土地の奪い合い…
はたまた
ステータスの取り合い…

今の世の中だからこそ
まだ平和な生活が出来ているが

脳は何百万年続いた(アウストラロピテクス属から分化)食欲や土地、ステータスの奪い合いの感覚のままでいる
と言うことが考えられている


逆に考えると
少なからずある程度平和が今後数百万年続けば
脳が心理メカニズムと社会のリスク低下に適応してくるかもしれない

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しげ@学生時代の落ちこぼれを引きずる30代パパ
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