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【メタ認知とは?天才と言われる人が無意識にやっていること】

最近はメディアでもよく聞くようになってきたメタ認知ですが、
今回は基本的なメタ認知の説明をしていきたいと思います
これは、自分の思考や学習プロセスを意識し、理解し、制御する能力のことを指します


ざっくり言ってしまうと「思考についての思考」です

例えば、テスト勉強中に好きな子の事を考えていたら…
「あ!勉強しているつもりだったけど、好きな子の事考えていた!」だったり

ケーキ屋さんの前を通った時…
「ダイエット中なのに、今このケーキ食べたいと思ってしまった!!」など、自分が考えたことに1回意識を持っていくのはのが分かると思います

これがメタ認知です

これはら、学習や問題解決において非常に重要な役割を果たすため、「集中力がある!」「あの人は天才だ」「努力家だ」みたいな人は、意識してこのメタ認知をやったり、無意識に行っていたりしています


そんな《メタ認知の具体的な方法》

※参考文献

※参考文献


メタ認知には主に2つの側面があります

メタ認知的知識
自分の学習スタイルや思考過程についての理解
例えば、自分がどのように情報を記憶するか、どのような方法で問題を解決するかを知ることです
例えば、飲み会の支払いを皆で割るとき「全て足し算して、合計を人数で割る」みたいな思考プロセスです


メタ認知的モニタリング
自分の理解度や進捗をチェックすること
例えば、問題を解く際に「この問題は理解できているか?」と自問自答することが含まれます


これらの方法を実践することで、学習者は自分の思考過程をより効果的に管理し、学習の質を向上させることができます



《メタ認知の効果》
メタ認知を活用することで、様々な効果が期待できます

※参考文献

※参考文献

https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/10872981.2020.1742967

学習の向上
メタ認知的なスキルを持つことで、学習者は自分の理解度を把握し、必要な修正を行うことができるため、学習効果が高まります


問題解決能力の向上
自分の思考過程を意識することで、より効果的な問題解決策を見つけることができます


自己調整学習の促進
学習者は自分の学習方法を調整し、より効率的に学ぶことができるようになります



《メタ認知を活用した学習法の成功事例》

ストーリーを用いたメタ認知の発展

この研究では、物語を用いた介入が中学生のメタ認知の発展に与える影響を調査しました
これによると、物語を通じて学習者が自分の思考過程を意識し、自己調整を行う能力が向上したことが示されました
特に、学習者は自分の理解度を評価し、必要な学習戦略を選択する能力が高まったことが確認されました
※参考文献


化学教育におけるメタ認知的学習戦略
別の研究では、一般化学の授業においてメタ認知的学習戦略を教えることで、学生の成績が向上した事例が報告されています
この研究では、学生が自分の学習方法を振り返り、効果的な戦略を選択することで、学習成果が改善されたことが確認されています
※参考文献

https://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/ed300686h


特別支援教育におけるメタ認知の向上
最近のプロジェクトでは、特別支援教育においてメタ認知を強化するための方法が検討されています
このプロジェクトでは、メタ認知的戦略を用いることで、社会的・文化的に不利な状況にある学生の学習プロセスと関与が改善されることが期待されています
※参考文献


今回は、メタ認知の基本的な説明をしてきましたが、多くの人が「それぐらいやってるよ!」と思うかもしれません

しかし、このメタ認知の繰り返しが脳の記憶定着に重要になってきます

今後はメタ認知と脳の関係についても、深く書いていこうと思います

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