【兄弟の生まれ順と性格は全く関係しない】
お兄ちゃんお姉ちゃんは誠実性が高く、調和性が低い。後から生まれた子は反抗的で、経験に対して開放的。
…よく言われる兄弟の性格分析のようだが、これには根拠がほぼない(※否定する研究が多い)
生まれ順を進化論的に説明することもある。
「先に生まれた兄姉と違う戦略を立て、資源を取りに行く差別化だ」
と。
確かに家族間での戦略ではありかもしれないが、パーソナリティー特性や外の世界で考えたらどうだろうか?
パーソナリティー特性とは一生を通して必要な反応の仕方であり、家族内で争う時間と「それ以降、家族以外と資源を争う時間」を比べたら、家族間への対応を一生身に付けていても意味がないのだ。
勉強にしろ、運動能力にしろ、家族の中では落ちこぼれでも…
もしかしたら外の世界では一流の頭脳と運動能力かもしれない。(1983年研究より)
では、なぜ未だにそのようなバイアス(兄弟で固定された性格があるような気がする)のか。
いつでも考えるのは「第三者の兄弟ではなく、自分の幼いころの記憶」だけが頼りになっているからと言われる。
兄弟の年齢が入れ替わることはない。
また年上の兄弟は自分より少々真面目だと見なし、年上の兄弟は自分よりも反抗的で遊び好きと見なしやすい。
「真面目」→「成熟した」
「反抗的で遊び好き」→「子供っぽい」
という、一生変わることのない年齢からイメージさせるのが要因かもしれない
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これで論破されないぞ!!