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【ファンはなぜ憧れの人(ステータスがある人)のマネをするのか?】
ファンという生き物は
服装や読んでいる本、趣味、食べ物など名声のある人を模倣する傾向がある。
※参考文献1
この模倣行動は何百万年も前から存在している
しかしチンパンジーでもこの模倣は行われているが、「すべて」を模倣するのは人間のみと言われている
だからと言ってチンパンジーが劣っている訳では無い
※参考文献2
チンパンジーは優秀なチンパンジーの行動を模倣するが、無駄な手順などは省き、より必要な手順のみを模倣しようとする
そう考えると1から100まで真似しようとする人間は、効率や成長面から考えると劣っているようにもとれる
この人間の100%真似しようとすることは、ヒトが発展させた信仰心の根底にあると考えられている
驚くことに、この模倣行動のほとんどは無意識に行われている
しかもなぜ模倣しているのかも、自身で理解出来ていないことも多いと言われる
ステータス心理学の世界的権威のジョセフ・ヘンリック教授は
「満1歳の時点ですでに、それまでの文化的知識を用いてものごとを良く知ってそうな人を突き止め、その情報をもとに的を絞って学習、記憶していく」と言っている
[その無意識の模倣は何がきっかけで発生するか?]
これには4つのキーポイントがある
①自己類似性
人は本来、自分と年齢、人種、ジェンダーが一致する人を好む傾向がある
これは幼い子供ですら見られる傾向で、母親と似た方言を話す人の言う事を聞くと言われる
②スキル
この集団ルールで特に優秀なのは誰なのか?
この模倣は生後14ヶ月頃からみられる
③成功の印
熟練の狩人が持っている大きいネックレスや教授などの文字の肩書
成功者の印となるモノに注目する
高級ブランドを付けたがるのもその一つ
※参考文献3
④外から聞こえる名声
他の人が誰を尊敬しているか?
ボディーランゲージや目の動き、声のパターンを分析する
これら4つのポイントから人は模倣する対象を見つける
そしてその模倣をすることで、自身も名声を得ようとした。
ただ一つ研究者も警告しているのが、現代はグローバル化から、さほど影響力のない人でもステータスがあるように見えてしまうことがよくある(パリス・ヒルトン効果)
逆に名声がある人がフラットなシャツやデニムスタイルのこともよくある話しだ
その無意識の模倣も気をつけなければならない
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