人権教育が根付かない日本の中等教育 ~「ブラック校則」の問題点
経済が著しく停滞したこの30年の間に激増した「ブラック企業」。「ブラック企業」は、労働者の権利や人権を無視した劣悪な環境で働かせる企業のことで、自分のようなロスジェネ初期世代が就活をした頃には「ブラック企業」なる言葉はなかった。しかしあまりにもそうした企業が増加したことを受けてこの「ブラック企業」という言葉が生まれ、2010年代くらいから一般化しつつあるように思う。
その「ブラック企業」の「ブラック」の使い方から派生したのが「ブラック校則」という名称。児童生徒の人権を無視し