スクーミースポットが拓く新たな学びの可能性
創造性を育む新しい教育ツール、スクーミースポット
今回のスクーミースポット導入は、試行錯誤のプロセスに重きを置く本校とスクーミーとのスタンスが合致し、実現しました。
自分でゴールを設定して、やってみて、失敗して、そこからなぜ失敗したのか?を考える。ふりかえって「あれがわかっていればできたはず」に気づいて、学び直す。こんなふうに失敗や途中経過も含めて、生徒たちが一生懸命考え、頭を使うことが大切です。「なぜ?」という問いかけから始まり、やりたいことが見えてくることで、ネクストアクションが生まれます。「もやもやとしていたことがクリアになった」というプチ成功体験が、生徒たちの人生の道しるべになることでしょう。
生徒たちの創造性と問題解決能力を引き出す「工具箱」
スクーミースポットの魅力の1つは、汎用性です。「このパーツはここに使わないといけない」という制約がないため、原理さえ理解できればいろいろなものに応用できます。そのためスクーミースポットを活用するには、使う側が「自分は何がしたいのか」「どのように活用したいのか」という明確なビジョンを持つ必要があります。
そういった意味で、スクーミースポットは「工具箱」だといえるでしょう。工具箱にも、ねじや釘、ドライバーのようなアイテムがずらっと並んでいますよね。スクーミースポットも「課題を解決するものを生み出すためのツールボックス」。生徒たちの創造性や問題解決能力を引き出すための「工具」が詰まっているのです。
広がるスクーミースポットの輪
私は、教育に大事なのは「自由度をいかに高くするか?」だと考えています。自分がなんのために生まれてきたのかを考えるためには、「壮大な無駄」を経験することが必要だからです。一見「無駄」と思えることにも時間を使える学校には、スクーミースポットがうまくフィットすると考えています。
「とりあえず置いてみよう!」という発想で、本校を皮切りに50校ほどの学校がスクーミースポットを導入しているとのことをお聞きし、うれしい限りです。今後は、各学校でのユニークな活用法を共有することで「うちもこれをやってみたい」という相互刺激が生まれることを期待しています。「つながりをつくる会社、スクーミー」。スクーミースポットを通じて学校同士のつながりができ、新しい教育の形が生み出されていくと信じています。
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