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School Voice プロジェクト って?

はじめまして!School Voice プロジェクトの公式noteにご訪問いただき、ありがとうございます。

この記事を見てくださっている方は、学校で働いている教職員の方や、教育関係のお仕事をされている方、もしくはお子さんがいる方など、教育に関心のある方だと思います。

私たちは、2021年秋の公開を目標に、学校現場の声を「見える化」し、対話の文化をつくるオンライン・プラットフォームをつくろうとしています。

この一言では、当然このプロジェクトの構想はお伝えし切れません。「School Voice プロジェクトとは一体何なのか?」について、このnoteを通じてお伝えしたいと思います。

具体的に何をつくるの?

School Voice プロジェクトは、大きく2つのサービスを運営します。

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1つ目の「フキダシ」は、学校現場の声を集めて「見える化」するWEBアンケートサイト

ネット上でアンケートが取れる仕組みをつくり、現場の教職員の方が、様々なトピックについてどう感じているのかや意見や思いを集めます。それぞれの現場の知恵やノウハウの情報も1つに集めて「見える化」することで、多くの学校でその情報を共有し、実践や取り組みに活かすことができます。

2つ目の「メガホン」は、「見える化」された学校現場の声を社会に届けるWebメディア

「フキダシ」のデータを集め、記事として発信します。賛否が分かれているトピックについては、客観的なデータを出しながら双方の思いの重なりや意見の分かれるポイントなどを整理することで、対話的・応答的なコミュニケーションを促しています。

WEBアンケートサイト「フキダシ」のイメージ

「フキダシ」は、「回答受付中のアンケート」と「過去に実施したアンケート」が一覧で見られるようなWEBアンケートサイトです。

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「フキダシ」は、「回答受付中のアンケート」と「過去に実施したアンケート」が一覧で見られるようなWEBアンケートサイトです。

事前にユーザー登録をしてもらうことで、回答者が教職員であることの信頼性を担保します。登録の際には、校種や職種、自治体や年代などを入力してもらうことで、「北海道の中学校教員対象」や「全国の養護教諭対象」など、特定の枠組みの中でアンケートを取ることができます。

また、ユーザー自身も教育現場で働く皆さんに質問ができるように、「みんなに聞きたいこと」を投稿することもできます。

私たちは、「フキダシ」で集めた現場の声を、「メガホン」によって見える化し、社会に向けて発信していきます。

発信とは、単に記事を公開することにだけではなく、学校現場の声をまとめた情報は新聞やテレビなど、メディア向けにプレスリリースをして取り上げてもらえるようにしたり、文科省や教育委員会などの教育行政に向けても届けていきます。

「声」を届けた先にある世界

教職員の方の声をマスメディアや教育行政に届けることは、私たちが思い描いているゴールではありません。

その先にあるのは、声を出した皆さんが「届いたな」と感じられることであり、そこから対話が生まれる世界です。

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声をあげることはもちろん大切ですが、実際にその思いが叶うかどうか以上に、立場の違う人同士でコミュニケーションが生まれ、対話することで教職員の方がエンパワメントされることこそが重要だと思っています。

このプロジェクトを通じて、“教職員と教職員”が、“教職員と保護者や地域・市民の方”が、“教職員と教育行政”が、それぞれの立場を越えて、お互いが相手の声を聴き合う文化をつくっていきます。

例えば、断片的に報じられる教育のニュースを見た市民は、学校教育に対してマイナスのイメージを持ってしまうことがあります。

School Voice プロジェクトでは、その裏にある教育現場の葛藤や難しさも含め、解像度の高い情報を社会に届けていきます。それによって、教育現場への理解や共感が高まり、応援する人を増やしていきたいと思っています。

WEBで「声」を集めるメリット

これまでに教職員組合等でもアンケートを集めることはありましたが、基本的には紙ベースであり、集計から社会へ届けるまでにはかなりの時間がかかってしまいます。

WEBアンケートサイトであれば、タイムリーに現場の声を社会に届けることができるのです。一人でも多くの教職員の方にお答えいただくことで、さらに大きな影響力を持つことができます。

例えば、教員免許更新制の見直しについて文科省で議論が行われていると報道されたとき、教職員の方に対して「皆さんはどう思いますか?」と即座にアンケートを取り、その翌日にプレスリリースをすることができます。そうすることで、テレビや新聞で集まった声が報道される可能性を高めることができます。

教職員の方が「変えていける実感」「声が届いている感覚」を持てることが、最終的には児童生徒のエンパワメントに繋がっていくのではないかと思っています。

大切にしたいこと

運営メンバーが全てをつくって皆さんに協力してもらうプロジェクトではなく、皆さんと共につくっていくプロジェクトにしたいと思っています。

そのためにも、学校現場で働いている方や学校教育に関心のある方に参画してもらい、都度意見をもらったり、定期的な交流会やミーティングを開催していきます。学校現場で感じることや、それぞれの立場で感じることをぜひ聴かせてください。

私たちが直接アクセスできる教職員の方には限りがあります。このプロジェクトに共感・賛同していただける方は、職場の方やご友人、SNS上で繋がっている方など、周囲の方に伝えていただけると嬉しいです。

お知らせ

WEBアンケートサイト「フキダシ」は、現在ユーザー登録を受け付けています。教員の方だけではなく、事務職員や用務員、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー、ICT支援員の方など、学校現場で働く様々な立場・職種の方が対象です。ぜひご登録ください。


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