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教育・学びの未来を創造する教育長・校長プラットフォーム2024年総会イベントレポート (前半)


初の対面・オンライン のハイブリッド開催!全国から対面で約140名、オンラインで約50名が参加

 
 6月29日(土)にデジタルハリウッド大学にて、「教育・学びの未来を創造する教育長・校長プラットフォーム2024年総会」が開催されました。「“出る杭は繋がり、響き合う”〜対話で生みだす明日への挑戦〜」というテーマを掲げ、対面とオンラインのハイブリッド形式としました。北は北海道から南は九州まで、対面で約140名、オンラインで約50名が参加しました。

※当日のボランティアスタッフによる記録をもとに作成した概要ですので、詳細な表現やニュアンス等については実際のやりとりと異なる部分があるかと存じますが、ご容赦いただきますようお願いいたします。

1. オープニング

今年のコンセプトは「出る杭は繋がり、響き合う〜対話で生み出す明日への挑戦〜」

 冒頭、事務局より、今年度で7回目となるプラットフォームのこれまでを振り返り、「現状を少しでも変えたいと願って集まってくださっている一方で、「出る杭は打たれる」という言葉もあるように、取り組みがなかなか進まないジレンマを抱えていらっしゃると思う。勇気ある一歩を踏み出すための手がかり・仲間を作りたいと思い、この場を設けている。」という総会に込めた思いを共有させていただきました。
 今年度は、この思いを「出る杭は繋がり、響き合う」というコンセプトで表現し、対話をキーワードに総会を企画しました。

2. ピッチ

地方本部や教育長・校長ラボの取組を紹介 


 約2分で、各地域で開催されているプラットフォームの活動内容や、同じテーマで定期開催している教育長・校長ラボの取り組みについて、プレゼンが行われました。
 神奈川や戸田、関西プラットフォームにおけるこれまでの取り組みや今後の展望について共有され、各地で学びの未来の創造に向けた活動が活発に行われている様子を感じました。
 教育長・校長ラボは、総会と並行して「狭く」「深く」「継続して」をコンセプトに、「学校への生きづらさへの答えを増やしていく」「学習者中心の学びをどのように組織として実装するか」の2テーマで開催されています。それぞれについて、1年間の取組内容や成果が共有されました。
 いずれも、年に1度の全国総会だけでなく、各地で継続的に、学びにまつわるテーマ理解を深めていたり、新たなつながりが生まれていたり、試行実践が行われていたりする様子が伺えました。 

3. 対話体験セッション

オンラインと対面を繋いだパネルディスカッション


 事務局では、2023年に、学校運営に悩みを抱えていたり学校改革を推進している校長先生などを対象に、メンター制度を立ち上げました。
このセッションでは、その「メンター制度の取り組み」について、NPO法人ETIC.を立ち上げ、同団体の元理事である宮城様と、株式会社リクルートの福田様、札幌市の公立中学校の井上校長による、パネルディスカッションが行われました。
 パネルディスカッションでは、「校長会の変革」に取り組むにあたり、メンターを活用して、内部では相談しにくい内容について壁打ちができたこと、実際の校長会での取組やそれを通じてどう会が変わってきたのかについて共有されました。
 井上校長からは、メンターとの1on1は「自分の中にある答えを引き出してもらうような感覚であった」こと、「自分の経験や事例を伝えるだけでは、きっかけづくりはできても他者を変えるのは難しい。それぞれの中にある答えをいかに引き出すかが大事である」ことを共有いただきました。


参加者同士で1on1を実践!


 パネルディスカッションのあとには、話をしたことがない人同士でペアを組んで、実際に1on1を体験してみるセッションに移りました。1on1は、話し手と聞き手に分かれ、聞き手は聞き役に徹底し、最後にラップアップとアドバイスをするという形式で行われました。
 「あえて日頃は話題にしないけれど、私がずっと気になっていること」をテーマに、場所は外も含めて自由とし、参加者は思い思いの場所で1on1を始めました。
 不登校の問題や、若手教員の育成、夏休み期間中の子どもたちへの対応など、各々が普段頭を悩ませている問題や、今気になっている事柄など、利害関係がないからこそ、自由でフラットな話が繰り広げられていました。
参加者からは「共感してもらって、改めて自分でこうすればいいんじゃないかというのがどんどん出てくる。気づかなかった視点をもらうもそうだが、自分の考えを引き出してまとめていただいた。」「すごく楽しかった。話を聞きながらもわくわくした。」といった感想が共有されました。

※(後半)記事にて、テーマ別セッションの様子をご紹介します!


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