109国旗制定記念日
卒業アルバムと学校写真のエキスパート 一級写真技能士の田賀谷浩です。今回もお目通しいただきありがとうございます。
まずは今日の暦から。十二直は危(あやぶ)
物事を危惧する日で、吉事は自粛する日。凶事は全て。凄い日ですね。要はおめでたい事から何から今日は何もするなという事ですね。
六曜は先負。たしかに午前中は何をしてもチグハグでしたので予定の事を淡々とこなして真新しい事は一切しませんでした。
タイトルにもしましたが今日は国旗を日の丸に制定した日です。明治3(1870)年の旧暦1月27日に、時の政府が日の丸を国旗とする太政官布告商船規則により、国旗のデザインと規格を示したことに由来し、一般社団法人国旗協会によって制定されました。国を象徴する国旗の正しい理解と普及を目的とされています。
商船規則とある通り、船は船尾に船籍を置く国章を掲げる規則があります。開国し海外へ船が行き来するにあたり国を象徴する旗を掲げる必要が生じた事もあり、源平合戦の頃から旗印として用いられていた日の丸が国章に選ばれたとの経緯があります。
さて、各国の国旗には日の丸に由来するとされる国旗がいくつかありますのでご披露します。
パラオ
青い色は太平洋、黄色の円は繁栄を表す満月。黄色い円が少し旗竿側に寄っているのは、太陽ではなく月だからと言われています。戦前の日本統治時代に南洋庁が置かれていた事から、住民の支持と愛着があった日の丸の意匠に寄せたとも言われています。
バングラデシュ
緑色はイスラム教の伝統色で豊かな大地や国民の活力を、赤い円は昇りゆく太陽とともに、独立戦争で死んだ民衆の血潮をも表す。赤い円がパラオと同様に少し旗竿側に寄っているのは、風になびいても中央に見えるようにとの配慮だそうです。日の丸に似ているのは初代大統領であるムジブル・ラーマンが日本に魅せられ、日の丸のデザインを取り入れたためと、こちらは公式にされています。
日の丸と形は異なりますが、思いを寄せたとの逸話のあるものもあります。
インドネシアの国旗は上が赤、下が白になって日の丸と同じ色遣いになっています。赤は勇気と情熱を、白は真実と聖なる心を表すとのことで、何百年も前から使われている旗が原型だそうですが、旧宗主国のオランダからの独立に助力してくれた日本の旗である日の丸の下側の一部を切り取ったとも言われる逸話があるのは興味深いですね。独立宣言書の日付けは西暦を避けて皇紀2605年で書かれています。
いかがでしたでしょうか。なるほどと思われたり参考になったと感じられたりした際には是非「スキ」をいただけると励みになります。最後までお読みいただきありがとうございました。