「小学校低学年(1~3年生)」②
みなさま、こんにちは。
尼崎で個別指導塾「スクールKG」の塾長をしている駒田です。
”勉強にフォーカスした”子育ての考え方の第四弾です。
今回は前回の記事「小学校低学年(1~3年生)」の続編です!
本を読ませるために
多く方は自分の子どもを「本を読む」子に育てたいと考えていると思います。
以前の記事で、"本を読む姿勢を子どもに見せることが大事”とお伝えしましたが、その姿勢に加えてこの時期に「ある事」を加えてあげることで、子どもの考え方や頭の動かし方をより良い物にすることができます。
言語化
ただ単純に「本を読みなさい」と子どもに言い続けても、子どもは言う事を聞きません。
幼少期に本に興味を持った子どもに継続的に本を読ませるためには、一緒の本を読み本の感想や登場人物の感情を「言語化」させることがとても重要です。
感受性が豊かなこの時期にあえて登場人物の心情を言語化して共有することで、正しい思考回路に結び付けることができます。
また、本の感想を子どもに言語化させることで、子どもが何を考えてどう感じているかを知ることができますし、情報を入れる知識のインプットの練習だけではなく、子供が自分の考えを伝えるアウトプットの練習にもなります。
褒めて、肯定する
ここで注意しなければならないことは、自分の意見や感性を押し付けずにどんな考え方でも褒めてあげることです。
子どもが言ったことに対して頭ごなしに「その考え方は間違っている。」「そういう風に考えるのはおかしい。」と否定的な言葉を並べないようにして下さい。
当たり前ですが子どもは別人格です。
同じ文章を読んでも感じること、考えることは違って当然です。
基本的には子どもが言った感想や心情は肯定してあげて下さい。
そうすることで「本を読む」ことにプラスのイメージが定着するようになり、自然と本を読むことを継続するようになります。
大人はどうしても子どもが周りと違う動きや考え方をしていると修正したくなりますが、この時期はそこはぐっと我慢して”自主性”を重んじてあげるようにして下さい。
必要なのは”聴く力”
どこかの国の総理大臣が好きそうな言葉ですが、子育てに必要なのは”聴く力”です。
答えを知っているとつい教えてしまいたくなるのが親ですが、子どもは子どもなりに色々感じて考えています。
間違っていても、なんか変でもその一部始終を全部聴いてあげて下さい。
そうすることで「自分の考え方を伝えられる力」が付くようになります。
これはこの後の子どもの成長に大きくかかわってくる力なので、是非この時期に伸ばしてあげるようにして下さい!
予告
次回は「小学校高学年(4~6年生)」編をお送りします!
ではまた次回!