ブラムリーという青りんごのこと
ブラムリーというイギリス原産のりんごをご存知でしょうか。
”The best cooking apple in the WORLD”世界一のクッキングアップル(料理用のりんご)と言われ、イギリスでは一家に一本というほど愛されているブラムリー。
生では食べられないくらい酸っぱくて、見た目もゴツゴツした感じ。果物屋さんより八百屋さんに置いてあるほうがふさわしいようなりんごです。切るときもかなり固くて野菜みたいな感じなのに、火を通すとあっというまにホロホロにくずれます。生ではそれほど香りは感じませんが、煮たり焼いたりすると青りんご特有の芳香と酸味がたって、ジャムやソースに加工するのにぴったり。
日本では、1990年代から長野県小布施町で栽培が始まりました。その特性から、ほとんど店頭で見かけることはありませんでしたが、収穫前に予約して取り寄せることができるので、私は2015年頃から毎年お願いしています。
こんな感じの、ゴツゴツした大きなりんごです。
りんごの中では出回るのが早くて、9月初旬から見かけます。
毎年たくさん、ジャムを作ります。
ブラムリーだけのシンプルなものは、パンに塗るだけでなく料理にも使えて便利。
とくに相性がいいのが、豚肉。
塩胡椒して焼いたポークソテーに添えて、甘酸っぱいソース代わりに。
私は、豚の生姜焼きを作るときタレに加えるのも好き。
初秋の、山の工房から。
青空がうつくしい!