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Leicaで撮るヴェッツラー

Leitz-Park

Ernst Leitz Hotel

Ernst Leitz Museum

Café Leitz

Leitz-Kreisel

Wetzlar Altstadt

12月中旬のある寒い日、Wetzlarへ行ってきました。Wetzlarと聞いても「何それどこ」という方もおらっしゃる思いますが、Leicaユーザーには「聖地」と呼ばれている場所なのです。一番最後の写真を見てただちに胸を躍らせる人も、少なくないのではないかと思います。相変わらず最新機種には手が出ない私ですが、それでも一応長年Leicaユーザーの末席に名を連ねていることに加え、日帰りで行って帰ってこられる場所に住んでいるため、今まで何度か WetzlarとそこにあるLeitz-Parkへ行ったことがあります。それでも今回は、実に4年ぶりのWetzlar。Leitz-Park内にある、その名も「Ernst Leitz Hotel」へ泊まり、Wetzlarのクリスマス市を見ることを目的に出かけました。

…が、ご覧のとおり。 Wetzlarの大聖堂前のクリスマス市が華やかに立っているはずの場所が全面的に掘り返され、大工事中。図らずも行き当たりばったりの事前調査不足が露呈してしまう結果になりました。とはいえ、Wetzlarの街角のあちこちにクリスマスの屋台があり、街の人々が楽しそうにその間を行き交っている姿を見ることができました。
小さな街の小さなクリスマス市。それをひっそり彩る控えめな飾り付け。次第に暗くなりつつある空。屋台でワインを飲みながら楽しそうに話をしている人たちは、きっと近所の顔見知りなのでしょう。その足元には買い物袋が並べて置かれていました。Wetzlarの静かなクリスマス。大都市の観光客向けの煌びやかなクリスマス市にはない素朴さが感じられ、ドイツのクリスマスの原型が透けて見えるような気がしました。

Leitz-Parkではホテルの宿泊も含め楽しく過ごすことができましたし、まあ、大聖堂前の掘り返しなどという滅多に見られない光景も拝むこともできたし、1泊2日の短い旅でしたが十分楽しむことができました。

写真撮影に使用したのは、いつものとおりLeica M2とSummaron 35mm F2.8です。フィルムもいつものとおりIIford HP5 Plusを使いました。