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スプリント周期を2週間から1週間に変えた話
こんにちは。Showcase Gig 畠山です。
この記事は、Showcase Gig Advent Calendar 2021 22日目の記事です。
自分が所属しているチームではスクラムで開発しています。
約50スプリントほど回して、スプリント周期を2週間から1週間に変更したので、その事について書いていきます。
スプリント周期を2週間にしていた理由
2週間周期にしていた理由としては、チームでスクラムの開発をするのが初めてという事もあり、一般的な周期である2週間をスプリント周期に設定してスクラム開発を始めました。
なぜ1週間周期にしようとしたのか
理由としては主に下記の内容になります。
プランニングや各イベントに時間がかかりすぎた
リファインメントであらかじめ次のプロダクトバックログは整理した状態でプランニングを行っていますが、リファインメントで議論できなかった部分の会話をしたり、追加されたプロダクトバックログアイテムの見積もり等を行っていると、2週間分のアイテムになるためどうしても時間がかかってしまいます。
議論して見積もりをひたすら繰り返すというのはつらく、プランニング後半では集中力がなくなり、必要な議論や見積もりができないと言った状態が発生していました。
レトロスペクティブやリファインメントでもプランニング同様に2週間分の内容を考えるため、考える量も多く時間がかかっていました。
2週間後の姿が想像しにくい
プランニング時にもそのスプリントが終わった時にプロダクトがどういった状態になっているのかは会話はしていますが、2週間先の姿というのは中々想像がしにくものでした。
機能開発をする上でも、最初はざっくりとしたユーザーストーリーだけがある状態だったりとアイテムの不確実性が高い状態で、少し作業をしてみて不確実性を減らしていき 、見えてきた部分で計画を変更していくというのが2週間周期では行いにくい状態でした。
計画の変更を柔軟に行いたい
プロダクトの開発をする上で、計画の変更をしたいというのがありますが、
その時に計画の変更をしたいけど、次のプランニングが2週間先になるため、身動きが取りにくいという状態でした。
1週間スプリントにするにあたりやった事
チームメンバーに対してなぜ1週間スプリントをしたいのかを説明する資料を作成し、チームで議論しました。 スプリント周期を変更する事は過去行っておらず、影響が見えないのという事もあり、あらかじめ1週間スプリントを実施する期間を決めて変更をしました。 また、スクラムのセレモニー開催日程も2週間スプリントの時から変更しました。 ただし、スプリントを開始する曜日だけは変更はしていないです。
1週間スプリントに変更してみて
周期が2週間から1週間に変更された事により、プランニングやリファインメントで考える量が減り予定していた、時間内で終わるようになりました。
機能を実装するという部分においても、見通しが良くなり、以下のような感じで開発できそうです。
スプリント1
開発-機能A
スプリント2
開発-機能B
QA-機能A
前スプリントで開発した機能のQAを実施する
さいごに
スプリント周期を変えた事により、1週間後の姿が想像しやすくなり、柔軟に計画を変更できるようになりました。
とはいえ、周期を変更したばっかりという事もあり、これからつらみや課題など出てくるはずですので、チームで改善しながら回して行こうと考えています。
というわけで、明日の記事もお楽しみに。