勝手に起業家まとめ〜荒川健一郎さん〜


■来歴
小学生 プログラミングを始める。賞金を得るくらいの実力だった。
高校生 システム会社でアルバイトをして月数十万を稼ぐ。タクシーで高校に通っていたという。
大学生(20歳) アルバイト先のシステム会社がバブルで倒産。会社を設立して顧客を引き継ぎ、開発保守で稼ぐ。
新卒 組織を学ぶために自動車メーカーに入社。会社は引き続き経営していた。
入社3年目 兼業がバレて退職し、会社経営に専念。
1998年 有限会社グローバルエンジニアリングを7名で創業。
    初年度から売上高1億円以上を達成 ※前職からも開発案件を受注していた
会社が大きくなるにつれ、組織の課題が出てきた。経営の勉強をするためにアメリカでMBA取得
アメリカの株主至上主義に馴染めず、帰国後に日本の大学のMBA社会人コースに入学し、恩師に出会って「先義後利」の考えに傾倒する
恩師よりバイオ技術研究をする教授を紹介される。そこで、バイオ研究の非効率な状況を見て、DX事業を始める。
ここからIT部門とバイオ部門の両輪が開始する。
2016年 IT部門を分社化(GEクリエイティブ)
2017年 分社化したIT部門会社の100%株式譲渡してイグジット

■ポイント
・プログラマーとして小学生からお金を稼いでいた
 ホリエモン、イーロン・マスクなど有名なIT経営者は、そろって若くからプログラミングでお金を稼いでいた。
 自分の力で小さくても稼ぐ経験があったからこそ、大きな挑戦ができたのではないか?と思う。

・分社化して事業売却で得た資金を元手にM&Aで事業規模拡大
 売却に至る背景は、プログラミング言語だけでのITの限界を感じていたことと飽きてしまったことである。
 機械レベル、OS(カーネル)レベルではなく、高級言語の組み合わは労働集約であり、バイオ事業の方が伸びると感じていた
 その後、資金で神戸に土地購入と研究施設を設立した。また、その後にM&Aもしている

・売却を通して属人的ではない経営の大事さに気づく
 バイアウト交渉中に買い手から「社長がいなくなっても業績は維持できるのか?」ということをよく聞かれた。
 中小企業だと社長が会社の中で一番プレイヤーとして影響力がある場合が多い。
 そうすると、買い手は買収後も社長に引き継ぎ業務として2〜3年くらい経営に残ってほしいと考える。
 しかし、売り手の社長は別の事業に興味があったり、プライベートに時間を使いたいと考えている場合が多く、ミスマッチが起きる。
 そこで、社長がいなくても事業が上手く回る状態にすることが大事になる。

■参考
シリアルアントレプレナー 連続起業家
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