勝手に起業家まとめ〜堀江祐介さん〜
堀江祐介
■来歴
2014年4月
慶応大学在学中に起業 dely株式会社設立 フードデリバリーサービス「dely」を始めるもユーザー数増えずに失敗
2015年4月
キュレーションメディア「クラシル」をリリース
Gumiの國光氏に相談し、動画事業を検討し始める
2016年2月
レシピ動画アプリ「クラシル」をリリース
2017年8月
レシピ動画数が世界一
2018月
6月 ダウンロード数1,200万達成
7月 ヤフーの連結子会社になる
2019年12月
2,000万ダウンロードを達成
■ポイント
・2度のピボットを経験
フードデリバリー→キュレーションメディア→レシピ動画
フードデリバリーのピボット理由は「顧客獲得の方法がわかっていなかった点。良いサービスを作成すればOK。お金をかけて広告をするという発想がなかった。」である。
キュレーションメディアのピボット理由は「二次関数的な成長ができなかった点」と「競合が出てくるとすぐに利益がでなくなるリスクがあった点」である。
・gumiの國光氏というメンター?とつながっていた
日本でも有数の起業家である國光氏に相談をして、レシピ動画サービスへピボットできた。
規模が大きいマーケットはどこか?これから成長するマーケットはどこか?という点からフードデリバリーはNGで動画に注力することになった。
・「クラシル」の競合優位性はシステムである
適切なコンテンツを適切なタイミングで適切な場所に置くという仕組みに強みがあると判断している。
動画の質は競合のTASTYが作成しても大差がないと発言している。
ただ、実用性があるという点が異なる。
また、古くならない「食」というコンテンツで資産を作った点も成功要因である。ファッションは流行があるので、動画が資産として積み上がらない。
一方、食は古くならないので、動画が増えれば増えるほど資産になり、サービス価値が向上する性質があることを見抜いていた。
加えて、分散型ではなく、アプリで動画を提供することにこだわった。
なぜなら、バイラルメディアだとプラットフォームのアルゴリズムに左右されるからである。
まとめると、実用的なレシピ動画がアプリ上に豊富にあり、検索性が優れている点が成功要因。
・クラシル大ヒット、最大の要因は「検索」にあった
TV CMによってダウンロード数を増やすことに成功したが、その後に離脱されないように検索にこだわったという。
具体的には「シノニム対応」である。
例えば、「からあげ」と「カラアゲ」、「ホワイトソース」と「ベシャメルソース」というような検索ワードをユーザーは同じ意味で利用してる。
しかし、これらの検索結果が異なっていたため、離脱率が高かった。
そこで、一大プロジェクトとしてエンジニアが改善した。(担当者は検索エンジンの開発経験はなかったが、3週間でリリースした。)
■参考
STARTUP 優れた起業家は何を考え、どう行動したか
https://amzn.asia/d/ibKIMnA
https://business.nikkei.com/atcl/report/15/110879/082300723/?P=2
https://careerhack.en-japan.com/report/detail/857