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【KAORIUM導入インタビュー】酒の旭屋さま:利酒師がいるような接客体験が可能に。DX化とインバウンドにも対応!

色味や香り、味わいなど、それぞれに個性が光る日本酒。その一方で、銘柄の特色をお客様へ上手く伝えられていないという飲食店や酒販店も少なくありません。蒲田にある「酒の旭屋」さまもそんな課題をお持ちでしたが、「さまざまな角度から日本酒を選んでもらいたい」という想いのもと、ソムリエAI「 KAORIUM 」を導入いただきました。

ソムリエAI「KAORIUM」は、表現がむずかしい日本酒の風味をわかりやすい言葉で表すAIツール。また、なりたい気分や好みの味わいから、ぴったりのお酒をおすすめします。今回は、酒の旭屋さまにKAORIUMを導入いただいた背景や活用方法、お客様の反応などをお聞きしました!

酒の旭屋 さまの \\ KAORIUM ビフォー・アフター // 
社員がお客様に日本酒の特徴を上手く説明できない
→KAORIUMが利酒師のようにおすすめを選んでくれるように


―今回お話を伺ったのは……

酒の旭屋 代表取締役専務 瀬戸伸彦さま
酒の旭屋 代表取締役で、有料試飲スペース「裏旭屋」を立ち上げた中心人物。新規取引先の開拓などもご担当されています。

ソムリエAI「KAORIUM」導入の背景は?

当社は、1939年(昭和14年)に創業した地域密着型の酒販店です。蒲田西口商店街に面した店舗で小売を営んでいるほか、飲食店様への業務用酒卸も手掛けています。

創業より多種多様な洋酒と和酒を扱ってきましたが、ここ10年で注力しているのが日本酒です。他店と差別化を図るため、ほとんどの日本酒は酒蔵から直接仕入れています。現在1,000種以上を扱っていますが、何年も酒蔵に足を運び続けたことで、ようやく仕入れることができた銘柄も少なくないですね。

日本酒の消費量は年々減少していますが、その背景には日本酒に触れる機会そのものが減っていることが大きいと思います。居酒屋ではまずビールで乾杯し、次にハイボール、レモンサワー…と、もはや日本酒の出番はありません。そんな中、日本酒をもっと身近に感じてもらうべく、2022年に店の奥に有料試飲スペース「裏旭屋」を新設しました。もともと倉庫だった場所ですが、敢えて作り込まず、大人の秘密基地的な空間としたのがこだわりです。

裏旭屋は、レジでコインを購入し、日本酒サーバーにある36銘柄から好きなものを注ぐというセルフシステムです。初心者でも飲みやすいフルーティー系のお酒や、僕自身がファンの銘柄を中心にそろえています。気に入った日本酒は、その場で購入することも可能です。

午前10時から開いていることもあり、お客様の層は幅広いですね。昼間は女性お一人様が本を読みながら過ごされたり、夕方からはサラリーマンや学生が0次会として利用されたりしています。
大々的な宣伝はしていなかったものの、オープンから順調に来店客数は増えていました。一方で、「お客様に日本酒を上手く説明できない」という課題が浮き彫りとなったのです。

36銘柄もあると、多くの方が「何から飲んでよいかわからない」と悩まれます。レジは社員が担当しているのですが、全員が専門知識を持っているわけではありません。お客様に相談されてもきちんと説明できないうえ、おすすめを聞かれたときは、社員の好みの銘柄をお教えしてしまうという状況でした。

そんな中知ったのが、ソムリエAI「KAORIUM」です。酒屋仲間で飲んでいるときにたまたま話題に上がり、ネットでチェックしたところ「求めているもの全て詰まっている!」と感じ、すぐに問い合わせて導入を決めました。気分や味わいなど、さまざまな角度からAIがおすすめのお酒を選ぶので、お客様にぴったりな銘柄が見つかると感じたのが決め手です。気軽に試せる費用も後押しになりましたね。

KAORIUMの活用方法を教えてください

タブレットは、日本酒サーバーの向かい側の壁に1台設置しています。1杯目を選ぶ際に利用される方や、2、3杯目から利用される方など、活用方法はさまざまです。意外に活躍するのが、グループのお客様がお見えになるときです。日本酒サーバーの前に人が集中してしまった際などに、「これで選んでみてください」とタブレットをお渡ししています。
またKAORIUMは、外国人のお客様が来店するときにも重宝しています。蒲田は、羽田空港から近く宿泊費が安いため、コロナ明けから外国人観光客が増えています。商店街巡りの途中でお越しいただく方も多いのですが、KAORIUMが英語や中国語に対応しているので何かと心強いです。

実際に導入してみて、お客様の反応はどうでしたか?

初めて見るという方がほとんどで、皆さんとても物珍しそうにタップされています。また、手持ち無沙汰になったとき、飲みながら遊び感覚でタブレットに触れられるお一人様も目立ちますね。
KAORIUMは、基本的にセルフスタイルですが、僕がレジに立つ際にはお客様に代わって画面を操作させていただくこともあります。おすすめ銘柄をお伝えすると、多くの方が「じゃあ、それを試飲します!」と決められますね。甘口や辛口といったアバウトな言葉ではなく、“マンゴー”や“パイナップル”などイメージしやすい表現で教えてくれるので、説得力が増すのかもしれません。

導入によって、効果は感じられましたか?

おかげさまで、裏旭屋の売上は順調に伸び続けています。KAORIUMの導入も要因の一つになっていることは確かです。そもそも裏旭屋は、「人件費をかけずに、無人で楽しんでもらう空間」として新設しました。KAORIUMを置くことで、利酒師がいなくてもお客様の日本酒選びのサポートが可能となったので、当初のコンセプトは体現できたと感じています。

また、飲食店様のご来店が増えたのも大きな変化ですね。KAORIUMは語彙力、表現力に富んでいるため、日本酒の勉強にぴったりなのだそうです。試飲のラインナップは定期的に入れ替えているので、「新しい日本酒入った?」とお越しになる方も多くいらっしゃいます。お友達と一緒に来られる飲食店様も多いため、商売に繋がり、嬉しい相乗効果がもたらされています。

今後、KAORIUMに期待することや、活用したい場面などありますか?

一般のお客様向けの活用だけでなく、営業ツールとしてもKAORIUMを使ってみたいです。飲食店様と商談するときなどにタブレットをお見せしながら銘柄を説明すれば、魅力をより深く知っていただけるのではと思います。店内用と商談用といった形で分けられたら理想的ですね。

現在、タブレットは日本酒サーバーの向かい側の壁に置いているため、動線の関係から、存在に気づかれないお客様も一定数います。より多くの方に利用していただくためにも、テーブルに1台ずつ設置したり、目立つPOPを飾ったりといった工夫も必要そうです。

また、SNSでの発信も注力したいと考えています。若い方に目を留めてもらうためにも、店内にKAORIUMがあることをXやインスタグラムでどんどんアピールしていきたいですね。

【酒の旭屋】
1939年に大田区蒲田で創業した老舗酒販店。今日に至るまで「まごころ」と「対話」をモットーに、営業を続けてきました。お客様との接点強化のため、運送業者を使用せず全て自社配送で酒類をお届けしております。「完熟 梅しぼり」などPB果実酒も展開。2022年に店舗奥に日本酒の有料試飲所「裏旭屋」を新設しました。
所在地:東京都大田区西蒲田7丁目49-10
URL:http://sake-asahiya.co.jp

KAORIUMを導入いただいたことで、利酒師がいるような接客体験を実現された様子が伺えました! また、飲食店様が日本酒の勉強としてKAORIUMをご利用されているというお話は目から鱗です。瀬戸さん、貴重なご意見ありがとうございました!
日本酒ソムリエAI「KAORIUM」が愉しめるお店は、こちら でもご覧いただけます。

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