ブランデッドムービーに経産省が補助金だすってよ
8月25日(火)に、宣伝会議さん主催、経産省と映像産業振興機構さん共催にて、『J-LOD⑤補助金 活用のためのブランデッドコンテンツカンファレンス』が開催。経産省が、企業のPR動画での広告に補助金を出してくれるって話をしてました!
補助上限額・補助率:1,000万円/1件 ・ 1/2
補助対象経費:映画制作費、動画広告配信の媒体費、効果検証費
申請主体:①法人(企業・団体等)
②地方公共団体(都道府県・指定都市等)
※コンソーシアム等を組んで申請する場合、代表者を決めて申請する必要があります(代表者は法人)。
対象コンテンツ:ジャンル不問。デジタル配信に適した長さの映像
J-LOD⑤特設サイトより https://j-lodr1-5-b.jp/about.php
すごい時代になってきた!
で、それってどんな動画に出してくれるの?ということで、『J-LOD⑤補助金 活用のためのブランデッドコンテンツカンファレンス』の一部をレポートします。
※※ここから※※
■当日のタイムテーブル
13:00 ~ 14:00
PARTY眞鍋が選ぶブランデッドコンテンツ3選
~事例にみるブランデッドコンテンツの始め方~
経済産業省 コンテンツ産業課長 高木 美香 氏
PARTY クリエイティブディレクター 眞鍋 海里 氏
14:05 ~ 14:30
企業・ブランドの意思を伝える映像表現
株式会社 ティー・ワイ・オー 第二プロデュース本部
Chief Executive エグゼクティブプロデューサー 立川 敦 氏
14:35 ~ 15:00
ブランデッドコンテンツが拡大する理由、コンテンツ発想で作る広告の可能性
株式会社FROGLOUD 代表取締役 諏訪 慶 氏
【主催】株式会社宣伝会議
【共催】 経済産業省 / 特定非営利活動法人 映像産業振興機構
https://www.sendenkaigi.com/event/branded-content2008/
・PARTY クリエイティブディレクター 眞鍋 海里 さんの「そもそもブランデッドコンテンツとは?」というお話
・経済産業省 コンテンツ産業課長 高木 美香 さんが補助金についての説明
の部分の内容をざっくりと。正確ではない部分もあるかもしれませんが、ご容赦を!
PARTY眞鍋が選ぶブランデッドコンテンツ3選
・コンテンツで勝負できる時代になった
・あらゆるものがコンテンツになり、あらゆるものがメディアになる時代
・壁があれば、どこにでもコンテンツを映し出せる
・ブランデッドコンテンツは、様々な尺で表現が可能
・ブランデッドコンテンツは、売りに直結するもの(セールスプロモーション)から離れたところにあるもの。販促とは違う
・ブランデッドコンテンツは、企業やサービスを好きになってもらう
・売ろうとしなくても、その商品のファンとなってもらう長期的なコンテンツ
・これからはセールスプロモーションとブランデッドコンテンツの両軸で動かしていく
・大きな会社だと、違う部門が担当している場合がある
セールスプロモーションだと、宣伝部門
ブランデッドコンテンツだと、広報部門など
全社で取り組むよとより効果的
ブランデッドコンテンツについて、企業の『理念間接型』として紹介しているのが拙著『改訂版 いきなり効果があがるPR動画の作り方』です。
■PARTY眞鍋さんによるブランデッドコンテンツ3選
ポカリスエットCM|「ポカリNEO合唱 2020(フル)」篇 120秒
・高校生たちの成長のドキュメンタリーを、バックストーリーをWEBコンテンツとして発信している
・頑張っている人すべてを応援するというメッセージが伝わってくる
■PARTY眞鍋さんによるブランデッドコンテンツ3選
青葉家のテーブル 北欧、暮らしの道具店青葉家のテーブル第1話:トモダチのつくりかた / 主演・西田尚美「北欧、暮らしの道具店」オリジナル短編ドラマ
・世界観いいなぁと思って、商品に興味をもってもらう
・WEBドラマは勇気がいる。能動的に見に来てもらうというハードルがある。その点この動画は、ファンのリアクションもポジティブ。コンテンツの力の凄さを実感した。
■PARTY眞鍋さんによるブランデッドコンテンツ3選
Dear friends. ~ わたしの世界 篇
・震災の年にも、「恋をしよう」というコンテンツを提供している
・使命感がないと、アクションができない。今年を代表するブランデッドムービーかな
・しんみりしたコンテンツが多いなかで、明るいコンテンツ
ここで株式会社ビームス社長室宣伝統括部 朴 さんがVTRでコメントされていました。
・コロナ禍で感じた気持ちを表現した
・10日間で、リモートで進めた
・出演者は、ベランダから
・「感動的」「いま会えない人に、会いたくなった」というお客様からの声
・スタッフから「社会を明るくできることに関わることで、ビームスに入ってよかった、と思えた」
■PARTY眞鍋さんによるブランデッドコンテンツについてのまとめ
・ブランドのことが好きになってもらえる。売ろうとしなくても、買ってもらえるのが、ブランデッドコンテンツ
・商品ではなく、商品の背景にある想いを伝える
・直近の売上だけではなく、なぜこの商品を売ろうとしているのかに立ち返る必要がある
・ファンになってもらうためのブランデッドコンテンツも必要
・セールスプロモーションと2軸でやらなくてはいけない
・俯瞰してブランドのコミュニケーション全体を見ていく必要がある
・想いの起点になっているものを整理、棚卸したうえで、外部の力を借りて、コンテンツを作っていくことも大事
・『伝えたいこと』があれば、翻訳することはできるはず。起点が大事
・ブランデッドムービーは、売り上げに直結はむずかしい。数値化は難しい
・シェアされたり、動画完了率を測ったり、ポジティブなコメントが指標になる
ここから経産省 高木さんのパート。補助金のお話し!
経済産業省 コンテンツ産業課長 高木 美香 氏
・ブランデッドコンテンツに補助金がでる
・ブランデッドコンテンツの分野の発展に加わりたい
・補助金を今年度から作っている
・J-LOD5という取組み 公式サイト https://j-lodr1-5-b.jp/
・企業と生活者のエンゲージメントを図る手段であるブランデッドコンテンツの制作発信の支援をしていく
・10/30まで
・早い時期に応募して頂ければ、制作期間がとれる
・申請には、企画概要とシナリオは必要
※申請条件については、公式サイトを確認ください
**ここまで**
以上が、『J-LOD⑤補助金 活用のためのブランデッドコンテンツカンファレンス』の前半部分の内容です。
後半の株式会社FROGLOUD 代表取締役 諏訪 慶 三のお話しで印象的だったのは、
・ブランデッドコンテンツは、「広告」と「エンタテイメント」のハイブリットコンテンツ
・映画、マンガ、小説のような楽しめる作品として作り、広告として、ブランドの必然性を魅力的に伝える
というお話。
6、7年くらい前からコピーライターさんなど、広告関係の方がシナリオ8週間講座やシナリオ作家養成講座を受講し始めていました。
今回の申請にも、シナリオが必要みたいですしね!以上、ざっくりとですがレポートでした。
セールスプロモーションとブランデッドコンテンツの具体的な作り方、考え方については、拙者『改訂版 いきなり効果があがるPR動画の作り方』も参考にしていただけるかな、と。
・序章と1章はnoteで公開しています。
・2章以降の内容は、youtubeで公開しています。