
のんびり生きたいモッズ
プロフィールページ向けに、あらいかずきの自己紹介を書いてみました。文字にするって恥ずかしい。
漢字で書くと『新井一樹』。一樹の「一」は、両方の祖父からもらったもの。だから貞一さんも、一さんも納得の名前。
ぼくの役目
『シナリオの基礎技術』を翻訳する、それが僕の役目。2010年からシナリオ・センターという脚本家の養成学校で働いています。
シナリオ・センターは、1970年に優秀なシナリオライター・脚本家、プロデューサー、ディレクターの養成を目的に創立。
ジェームス三木さん、内館牧子さん、岡田惠和さんなど600名以上の脚本家、小説家を輩出するの学校です。地味にすごい。今年、50周年。
シナリオを書くことは、いろいろな登場人物を想像する作業です。日常でも、相手の立場で考えることができるようになります。
相手のことを想像するだけじゃなく、自分の世界をずれずに伝えることもできるようになります。
ってことは、シナリオ的な発想をみんながすれば、他者理解と自己表現っていう正反対っぽいものも、ぶつからずにのびのびできるようになっちゃいます。
みんなもっとのんびり生きられるんじゃない!?
というか、ぼくはのんびり生きたいし。
どうせなら、おもしろく伝えたい
ぼくは、ひと前で話をさせてもらうことが多いのだけれど、そういう時は、おもしろく伝えたい。だって、おもしろくないと、人は聞く気にならないから。
芸人さんっぽいのとは違うけれど、ぼくの中のおもしろ軸を妥協したくはないのです。
これは昔、今は無き新宿JAMというライブハウスでネオモッズバンドをやっていた時の名残かもしれない。当時は、デキシード・ザ・エモンズ(DEXIED THE EMONS)や、THE NEATBEATS、たしかScoobie Do (スクービードゥー) がクールにきめていた時代。
ぼくらのバンドはその末席の末席のはじっこの下段の靴箱の中ていどの存在だったけど、こういったバンドの観客に迎合しないけど、自分たちの好きな曲をクールにかっこよく演奏して、観客を100%満足させる感じは同じハコにいて、肌で感じていたわけです。
20歳のアートスクール気取りのぼくたちは、もろに影響を受けていたと思う。そして、それはいまのぼくにもつながっていると思う。
なんせ、いまだにぼくのアイドルは、スティーヴ・マリオットとポール・ウェラー!
だからぼくは、ひと前で話すときは、満足度を死ぬほど気にします。場の温度感というのかな。グルーブしてるのかって。
ぼくがやっていること
そんなこんなで『日本中の人にシナリオを書いてもらいたい』というシナリオ・センターのミッションをもとに、ぼくは主に「プロの脚本家になりたい!」という方むけというよりも、「シナリオ?なにそれ」と思っている方に、「シナリオって、知っておくとなにかといいよ~」と翻訳してまわってます。
例えば大学生が、キャリアを考えるときにに使えるように、シナリオの技術を翻訳したり、
人事や広報担当の方が、ずれずに会社をアピールできるようにしたり、
ぼく自身の苦手だったくせに、子ども向けの感想文講座用にしたり、
シナリオ講座に近いところでいうと、若手のディレクターの方がずれずにディレクションをできるようにしたり。
その一環が、前回Noteで書いた映画『ボヘミアン・ラプソディ』の分析。
こんなことを2010年からやって、いまのべ1万人。まだまだ足りない。なんせ目標、1億人。
進め、ぼくなりのMARCH OF THE MODS!
の~んびり生きられる世の中になってほしい。そこにはシナリオが足りない。ついでに、モダニズムという名の美意識も足りない。
久々に「ベルボーイ!」って叫びたい、あらいかずきでした。
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