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夷隅地域の紹介

今回は千葉県南東部にある夷隅(いすみ)地域についてご紹介します。
夷隅地域とは、千葉県南東部に位置する地域で、勝浦市、いすみ市、大多喜町、御宿(おんじゅく)町の2市2町で構成されています。


夷隅地域の地図と自治体

まえがき

旧夷隅郡であった勝浦市及びいすみ市と夷隅郡の大多喜町及び御宿町で構成されているため、夷隅地域と呼ばれています。
太平洋に面した沿岸部では漁業が盛んで、カツオやキンメダイ、イセエビなどが水揚げされます。
外房の海に沿って走るJR外房線と内陸部を貫くように田園地帯へと走るローカル線・いすみ鉄道線は地域及び千葉県南部の運輸を担う重要な役割を果たしています。

いすみ鉄道線はいすみ市の大原駅から
大多喜町の上総中野駅を結ぶ夷隅地域の重要な交通手段

勝浦市

  • 古くから漁師町として栄えており、勝浦漁港におけるカツオの漁獲量は関東最大

  • 日本最大の朝市である勝浦朝市やかつうらビッグひな祭りなどの催しものが盛んである。

  • リゾート地として知られており、興津地区にある守谷や鵜原などの海水浴場は透明度の高い水質を誇る。

  • ご当地ラーメン「勝浦タンタンメン」でも有名

  • 和歌山県の那智勝浦町、徳島県の勝浦町とは姉妹都市であり、「全国勝浦ネットワーク」を結んでいる

勝浦朝市に並ぶカツオ

いすみ市

  • 2005年に夷隅郡の大原町、夷隅(いすみ)町、岬町の新設合併により誕生し、現在に至る。

  • 千葉県で初めてひらがなを用いた地名で唯一の存在

大原地区(旧大原町)

  • 市の南部に位置。市役所の所在地である他、合併以前から警察署も置かれている司法・行政・商業の中心地。

  • 大原漁港はイセエビの漁獲量日本一を誇り、日本最大級の岩礁群があるため、好漁場となっている。また、日曜の朝には朝市も開催

  • 勝浦市や、合同庁舎が置かれている大多喜町よりも人口が多いため、実質的な夷隅地域の中心地である。

大原漁港

夷隅(いすみ)地区(旧夷隅町)

  • 市の西部に位置し、地名を冠した河川である夷隅川は至る所で蛇行しているのが特徴。

  • おもな農産物は米で、ご当地ブランドのコシヒカリ「いすみ米」がある。

  • 国吉神社の境内には出雲大社の分院である上総出雲大社が鎮座。

国吉神社の大銀杏

岬地区(旧岬町)

  • 市の北部に位置

  • 太東岬は九十九里浜南端に位置し、ヴィーナス岬の愛称を持つ。また、岬に立地する太東埼灯台はロマンスの聖地として「恋する灯台」に認定されている。

太東岬から望む太平洋

大多喜町

  • 徳川四天王の一人・本多忠勝が城主を務めた大多喜城の城下町として発展

  • 大多喜駅周辺は中心市街地として、商店街が立ち並ぶ他、行政機関や公共施設が所在。また、夷隅地域を管轄する県の合同庁舎も設置されている。

  • 房総丘陵に位置しているため、森林が面積の7割を占める。自然に囲まれた観光スポットとしては、養老渓谷や麻綿原(まめんばら)高原のあじさいなどがある。

大多喜城

御宿町

  • 御宿海岸は海水浴場として夏には多くの観光客が訪れる他、月の沙漠の舞台としても有名

  • 日本三大海女地帯の一つ。

御宿海岸にある月の沙漠記念像

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